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健康を害するような節約をやめたら、生活が豊かで楽しくなった

学生の頃、
入浴はガス代が高くなるからシャワーでよいかな、
朝ごはん代がないから起床時間を遅くして2食にしよう。
なるべくお湯は使わず水で。
と節約をしていたが、案の定、体調を壊し、定期的に入院又は通院する。
結果、節約した分のお金はもれなく病院代や薬代となり、「何をやっているのだ、自分」となっていた。
……………
25歳、体調が悪くて通い始めた指圧の先生に、
「もう無理が効かない身体だよ。お金が掛かるではなく、健康より大事なものはないから考えてね。」
と言われ、食生活の見直しを図る。

野菜は温野菜、たとえサラダでも温めること、
入浴は1日に朝晩の2回、
緑の野菜を多く食べる、
1日3食玄米を食べる、
身体を冷やすことはしない、温める。

結果、食費も上がり、光熱費も高くなった。
しかし、身体が変化していくことが目に見えて分かる。

ジャンクフードを辞めたから浮腫まない、
1日に2回の入浴で神経痛が楽になる。足がつらなくなる。
1年の半分は風邪をひいていたが、全くひかなくなる。
……………
更にそれを何カ月、何年と続けていくと日常が変化した。
身体を冷やすお酒は辞めたから、飲み会に行かない。
連日の忘年会と新年会はお断りし、代わりに、冷えを感じたら大切な人と温泉に行く。

朝ご飯をキチンと食べるために早起きするから、活動時間が長くなった。

1日2回の入浴で身体が温まり、体調不良を起こさなくなった。だから病院に行くことはなくなった。

身体のためにお金を使ううちに、毎日の時間の使い方が変わったのだ。
……………
さらに、私の生き方も変わる。
無理して飲みに行かない分、仲良しの人との時間が増えた、
温泉に行くようになったから、温泉が好きな友人が出来る。
好きな野菜を食べるようになったから、道の駅に行くのが楽しみになった。

自分が好きなものが、自分の周りに溢れる様になった。
そして、病院代、飲み会代、薬代が掛からず、結果としてプラスマイナスゼロである。

お金の使い方が、
病院の代わりに、道の駅に行き野菜を買う。おやつのように飲んでいた風邪薬が、美味しい野菜に変わった。
付き合いの飲み会の代わりに仲良しの人と温泉に行くことに変わった。

そのため遊びにお金を使った感覚となり、心は以前よりもずっと満たされている。
……………
確かにこのご時世、何が起こるかわからない。だから節約して貯金することは大切だろう。
しかし、毎日を乗り越えるためには何よりも健康な身体が不可欠なはずである。そうなら短期的な節約よりも、長期的な生活の見直しの方が貯蓄のためにも必要となる。

何より、身体のことをを考えて行動するから、無理してまで他人と付き合わなくなったのだ。そして、心身が健康になっていた。

今思うと、指圧の先生が仰って下さった「無理が効かない身体」とは、「身体は無理が効かない」と言う意味かもしれない。
だから私のお金についての考えは、身体に善いことに使うこと。それが結局、節約になり、心も身体をも満たすのだから。

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