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『スローフード宣言』著者、アリス・ウォータース氏来日記念特別講演会に参加して

『スローフード宣言』著者であり、アメリカで最も予約のとれないと言われるレストラン「シェ・パニース」のオーナー、
アリス・ウォータース氏来日!


大学生のころから、尊敬する先輩であり、『スローフード宣言』の翻訳者である小野寺愛さんのSNSでアリス来日スケジュールを知り、オンラインで参加できるアリス・ウォータース来日記念特別講演会2023@立命館大学に申し込みました。

小野寺愛さんの素晴らしい愛のこもった翻訳の『スローフード宣言』を完読し、事前予習も済んでいたので、「アリスさんってどんなお話を、どんな風にしゃべるのかな」とワクワクでした。


『スローフード宣言 食べることは生きること』(海士の風)

完読!すごくいい本です◎

オンライン講演会の冒頭で、アリスさんが語った言葉を紹介します。

「私たちの目の前にある地球の気候変動や体の健康の問題を変えていくには、学校給食が答えだと思っています。
世界中全ての学校がローカルに、オーガニックで、リジェネラティブ(環境再生農業)な農家さんや漁師さん、酪農家さんなど、大地と環境を大切にしている方々からダイレクトに材料を購入することができたら、彼らに、そしてその良い食材すべてにお金を届けることができます。そうすると炭素を土壌に戻すことができ、気候変動を解決できる、そんな’美味しい’解決策を今日はみなさんにお話しにきました。」


オンライン講演会の様子。
左上の赤いRの垂れ幕前の真ん中がアリスさん。
小野寺愛さん(アリスさん右)の
やわらかく、わかりやすい通訳は
いつきいても落ち着くし、勉強になるなあ。

日本でも最近話題になりオーガニック給食がテーマの講演会でも、度々先駆的な例として紹介されている韓国のオーガニック学校給食ですが、実は今年政権が変わりかなりの地域で予算削減が行われています。
今後もオーガニック学校給食を継続するために、全国各地で署名を集め、フォーラムを開催し、デモ集会をしたりと、たくさんの市民たちが、すべての子どもたちに安全安心な給食を継続して提供できるように、協力して活動しています。

今回のオンライン講演会で、
ゆっくりと、かみしめるように、わかりやすい言葉でお話しくださったアリスさんから感じたことは、

あきらめずに、続けること

そして、

愉しく、美味しく、美しく。

アリスさんの言葉たちを韓国でも伝えていきたいと思います。

アリスさん来日ツアーを映画化するためのクラウドファンディングがあるそうです。(10月31日まで)
自宅視聴券や上映権など、リターンも魅力的!
私も微力だけれど、韓国から応援!
気になる方はぜひ以下のリンクから、詳細をご覧ください。


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