AyumiKatayama

2022年6月にnoteを始めました。プログラマー歴30年以上。C、C++、C#、VB…

AyumiKatayama

2022年6月にnoteを始めました。プログラマー歴30年以上。C、C++、C#、VB、VBA。リアルタイムシステムの組込みソフトウェアを主にやってきたました。なのでOSもCPUも様々です。その他関心のあることは、物理、数学、明治時代、死刑制度、そして辞書。コメントは大歓迎です。

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記事一覧

JISX3010を読む 日本語がムズイんですけど

わりとシツコイ質です。 JISX3010の記述も気になってくるわけで。 国際標準化機構(ISO)の日本語版がJISなのだそうだ。最近はC言語を書いていてもほとんど同じパターンの…

AyumiKatayama
10時間前
4

カーニハンCを読む ついでにJISXも読む 優先度と評価順序 多分わかったんじゃないか劇場

先日来より、C言語の演算子の優先順位でバタバタしていたんだが、kznさんから「JISを読んでみたら?」とコメントいただいて、JISで「優先」を検索してうんうん唸っていたら…

AyumiKatayama
23時間前
3

カーニハンCを読む 2.12 優先度と評価順序

カーニハンCというのは、次の書籍のことである。 プログラミング言語C B.W.カーニハン、D.M.リッチー著 石田晴久訳 先日書いた記事で演算子の優先順位等々についてなん…

AyumiKatayama
3日前
5

四天王寺 大古本祭り

四天王寺 大古本祭りに行ってきた。 とんでもない程の人混みでもないが、大体はコンスタントに人がいて、どのテントにも、どの棚の前にも、何人かの人が常にいる。一番多い…

AyumiKatayama
8日前
10

JR環状線に乗ったら、列車が万博仕様だった

AyumiKatayama
9日前
5

四天王寺で開催中の大古本祭りに行ってきます。
テレビではおじさんが「百均ココーナーで掘り出し物があったりするのよ」と言っていたのですが、さてどうでしょう。「古本」ではなく「古書」となると手が出ないかも(^^;

AyumiKatayama
9日前
4

NHKスペシャルプラネットアースⅢ 第2回 陸の世界

NHKスペシャル プラネットアースⅢ 第2回 陸の世界 アフリカ南西部のナミブ砂漠。 日中の気温は40℃を超える。 大気がゆらゆらとゆらめく陽炎の中に黒いシルエットが体…

AyumiKatayama
10日前
4

平方根を求める計算方法を変えてみたらバグっていたというお話

こちらの記事で Akioさんからバグを報告いただいた。 バグ報告というのは本当に有難い。 動かして確認してバグを見つけてくれる人なんてそんなにたくさんはいない。いつも…

AyumiKatayama
12日前
6

京大Python教科書 平方根を求める (私の)もっさりしたコードを書き換えてみる、そしてエラーと闘う

前回のつづき。 というか、京大のPythonはどこいった感。 前回の「もっさりしたコード」を書き換えてみようかと思う。 もっさりしたコードそもそも、その「もっさりした…

AyumiKatayama
13日前
7

だからCってやつは *p++

先日書いたC言語の記事で次のようなコードが出てきた。 *p++ こんな書き方ができるのはC言語だけじゃね? と思うくらいC言語的なコードである。 私はこのコードが非常に…

AyumiKatayama
13日前
4

政治家に有権者は白紙委任状を与えたわけではない。自分たちの声が反映されないまま、政治が意思決定することは許さない

表題はこちらの記事からの引用である。 この表題の言葉はいつか聞いたことがある。 昨今、特に身に染みる。 失われた30年。 最近よく耳にする言葉である。その30年間、私…

AyumiKatayama
13日前
11

遊月さんのC言語と遊ぶ strchr

こちらの記事がきっかけで。 C言語を盛り上げるためにも、たくさんの記事を書きましょう! そんでもって、ちょっと変えてみたわけです。 const char* c_strchr(const cha…

AyumiKatayama
2週間前
4

京大Python教科書 平方根を求める 計算方法を変えてみた

前回の記事の続きである。 前回は、0.00000001を1億4142万1356回足し算して、2の平行根を探したわけである。これでもできないわけではないが、40秒もかかってしまう。 こ…

AyumiKatayama
2週間前
7

京大Python教科書、平方根を求める

タイトルの「京大Python教科書」というのはこちら。 前回はPythonの環境構築まで書いた。 (前回が既に3ヶ月近く前…) 今回はいよいよプログラミングである。 いよいよ…

AyumiKatayama
4週間前
9

宇宙にある何かを計測し正確な結果を得られる機会を神から一回だけ与えられたら何を計測したいですか?

こちらの記事が面白くて。 タイトルは、リンク先記事のオリジナルを少しカットしている。 「好きなところから好きな手段で」、「何をどこからどのように」していいのかわ…

AyumiKatayama
1か月前
11

漱石の『文学論』が面白いんじゃね?(2)

前回、漱石の『文学論』について触れたのだか、文庫本にある亀井俊介氏の解説に対する言及だけに終始してしまった。今度こそは「ジェイン・エア」について触れてみる。 も…

AyumiKatayama
1か月前
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JISX3010を読む 日本語がムズイんですけど

JISX3010を読む 日本語がムズイんですけど

わりとシツコイ質です。
JISX3010の記述も気になってくるわけで。

国際標準化機構(ISO)の日本語版がJISなのだそうだ。最近はC言語を書いていてもほとんど同じパターンの書き方しかしないので、わざわざ規約を紐解くこともない。久しぶりに読んでみたら面白いやら唸るやら首を傾げるやらという有り様である。

とにかく。

日本語がよくわからへんねん…

JISXには次のような記載があるよくわからな

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カーニハンCを読む ついでにJISXも読む 優先度と評価順序 多分わかったんじゃないか劇場

カーニハンCを読む ついでにJISXも読む 優先度と評価順序 多分わかったんじゃないか劇場

先日来より、C言語の演算子の優先順位でバタバタしていたんだが、kznさんから「JISを読んでみたら?」とコメントいただいて、JISで「優先」を検索してうんうん唸っていたら、ふと視界が開けた気がする。
だからネットって面白い。

kznさんから教えていただいたJISはこちら。

私のバタバタ記事はこちら。

C言語の「++(後置)」は優先順位が高いのであるC言語のインクリメント演算子である「++(後

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カーニハンCを読む 2.12 優先度と評価順序

カーニハンCを読む 2.12 優先度と評価順序

カーニハンCというのは、次の書籍のことである。

プログラミング言語C
B.W.カーニハン、D.M.リッチー著 石田晴久訳

先日書いた記事で演算子の優先順位等々についてなんだかモヤモヤしたので、元祖を引っ張り出してきた次第である。カーニハンCは、私がC言語を始めた頃はバイブルと言われた。C言語に関する本は数あれど、本書が元祖だと言って差し支えない(と思う)。

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四天王寺 大古本祭り

四天王寺 大古本祭り

四天王寺 大古本祭りに行ってきた。
とんでもない程の人混みでもないが、大体はコンスタントに人がいて、どのテントにも、どの棚の前にも、何人かの人が常にいる。一番多いのは年配の男性。概ね、私よりも年配でいらっしゃる。探し方もとても熱心に見受けられる。その次に多いのは年配の女性。女性も私よりは年上の方が多いようだ。後は、私くらいの年代の人がいて、若い方もチラホラという感じだろうか。それから外国人の方もポ

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JR環状線に乗ったら、列車が万博仕様だった

四天王寺で開催中の大古本祭りに行ってきます。
テレビではおじさんが「百均ココーナーで掘り出し物があったりするのよ」と言っていたのですが、さてどうでしょう。「古本」ではなく「古書」となると手が出ないかも(^^;

NHKスペシャルプラネットアースⅢ 第2回 陸の世界

NHKスペシャルプラネットアースⅢ 第2回 陸の世界

NHKスペシャル
プラネットアースⅢ 第2回 陸の世界

アフリカ南西部のナミブ砂漠。
日中の気温は40℃を超える。

大気がゆらゆらとゆらめく陽炎の中に黒いシルエットが体を揺すって歩いている。

ダチョウだ。

日を遮るものが何もない草原の真っ只中で巣を作り抱卵する。何故わざわざこれほど過酷な場所に巣を作るのか。炎天下の草原には天敵がやってこないからである。

すでに、二羽、三羽、いや四羽ほどが

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平方根を求める計算方法を変えてみたらバグっていたというお話

平方根を求める計算方法を変えてみたらバグっていたというお話

こちらの記事で Akioさんからバグを報告いただいた。

バグ報告というのは本当に有難い。
動かして確認してバグを見つけてくれる人なんてそんなにたくさんはいない。いつもいつも感謝です。

不具合内容不具合のあったコードの記事はこちら。

不具合の内容そのものは簡単である。

5の平方根を計算すると NoneType エラーが発生する

コードと実行結果を再掲してみる。

コード

def root

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京大Python教科書 平方根を求める (私の)もっさりしたコードを書き換えてみる、そしてエラーと闘う

京大Python教科書 平方根を求める (私の)もっさりしたコードを書き換えてみる、そしてエラーと闘う

前回のつづき。
というか、京大のPythonはどこいった感。

前回の「もっさりしたコード」を書き換えてみようかと思う。

もっさりしたコードそもそも、その「もっさりしたコード」がどんなコードかというと、こんなコードである。

def root_digit(square, first, step): r = first for i in range(1, 10, 1):

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だからCってやつは *p++

だからCってやつは *p++

先日書いたC言語の記事で次のようなコードが出てきた。

*p++

こんな書き方ができるのはC言語だけじゃね?
と思うくらいC言語的なコードである。

私はこのコードが非常に苦手で理解に苦しむんだが、さらには環境依存もしそうであって今までは書いたことがない。主に組み込みの開発をやってきて、たまにCPUが変更になるようなこともあり、その時には往々にしてコンパイラも変わるしということで、どんなコンパイ

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政治家に有権者は白紙委任状を与えたわけではない。自分たちの声が反映されないまま、政治が意思決定することは許さない

表題はこちらの記事からの引用である。

この表題の言葉はいつか聞いたことがある。
昨今、特に身に染みる。

失われた30年。
最近よく耳にする言葉である。その30年間、私は常に有権者であり続けた。失われた30年を政治家の責任にすることは容易い。だが、その政治家を選んだのは私たち有権者である。私たちに全く責任がないのかと問われれば、容易に肯くこともできない。全てを政治家の責任にしていては有権者である

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遊月さんのC言語と遊ぶ strchr

こちらの記事がきっかけで。
C言語を盛り上げるためにも、たくさんの記事を書きましょう!

そんでもって、ちょっと変えてみたわけです。

const char* c_strchr(const char* s, int ch) { for (;;) { if (*s == '\0') { return NULL; } if (*s == (char)ch) {

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京大Python教科書 平方根を求める 計算方法を変えてみた

京大Python教科書 平方根を求める 計算方法を変えてみた

前回の記事の続きである。

前回は、0.00000001を1億4142万1356回足し算して、2の平行根を探したわけである。これでもできないわけではないが、40秒もかかってしまう。
これは、あまりにも、あまりにも、長い!

というわけで別の案を考えた。

なんとなく、京大Python教科書はほったらかしの体だ。いつか戻ります(笑)。

こういうのはどうだろう2の平方根を探すにあたって、まず、1の位

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京大Python教科書、平方根を求める

京大Python教科書、平方根を求める

タイトルの「京大Python教科書」というのはこちら。

前回はPythonの環境構築まで書いた。
(前回が既に3ヶ月近く前…)

今回はいよいよプログラミングである。

いよいよプログラミングする「3.変数と演算,代入」は、実にありがちなタイトルである。プログラミングの基本中の基本であるが、どうしても抽象的になりがちであまり面白くないかもしれない。こんなところでモタモタしていてもプログラミングが

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宇宙にある何かを計測し正確な結果を得られる機会を神から一回だけ与えられたら何を計測したいですか?

宇宙にある何かを計測し正確な結果を得られる機会を神から一回だけ与えられたら何を計測したいですか?

こちらの記事が面白くて。

タイトルは、リンク先記事のオリジナルを少しカットしている。
「好きなところから好きな手段で」、「何をどこからどのように」していいのかわからないわけで(笑)。

でもって、私が知りたいのはこれである。

銀河の質量

ダークマターが注目されはじめたのが、そもそもこういうことだった。

銀河の質量が少なすぎやしないか

銀河も回転しているので、質量が少なすぎるとその形状を留

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漱石の『文学論』が面白いんじゃね?(2)

漱石の『文学論』が面白いんじゃね?(2)

前回、漱石の『文学論』について触れたのだか、文庫本にある亀井俊介氏の解説に対する言及だけに終始してしまった。今度こそは「ジェイン・エア」について触れてみる。

もう迷わない。
もう道草しない。
ジェイン・エアに一直線に行く。
(大袈裟な・・・)

おっと、その前に。

ジェイン・エアをどうのこうの語るにあたって、やはりジェイン・エアがどういう小説なのか、たとえ一部であっても触れざるを得ない。それは

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