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【新人社会人へ】残業代で稼ぐことを軽く考えすぎって話。

みなさん今日も、お仕事、学校お疲れ様です。

今日はこれから新卒で会社に入社する人たち、やっと1年目、2年目が終わる方たちに向けて「残業」に関する記事を作成しました。


新卒の子達と飲んでいると「最近はもう残業代で稼いでるんだよね〜」って言葉をすごくよく聞きます。
もちろん個々の事情があるので一概に否定することはできませんが、この「残業代で稼ぐ」というやり方、短期的に見るとお金が入って、いいように思えますが、長期的に見るとみなさんが思っているよりも危険なんです。

果たして、なぜ「残業代で稼ぐ」ことが危険なんでしょうか?

順を追って説明いたします。

1 残業代で稼ぐことになると業務の質が落ちる。

多くの社会人は1日9時間(休憩含む)以上の就労時間をこなしているでしょう。

労働するのに9時間、通勤を往復で2時間、朝、夜それぞれ1時間取り、朝は準備をするのに1時間、夜はお風呂に入ったり化粧を落としたり、するのに1時間使います。
もう14時間です。睡眠は成人している人には7時間半求められているので、この時点で21.5時間です。

残り時間は2.5時間です。

そもそも残業などなくとも1日の時間というのはとても短く、貴重なのです。

ここに1時間でも労働を追加してみてください。
残り時間は1.5時間。
もうNetflixで映画を1つも見れない時間しか残されなくなりました。

残業がない1日のスケジュールの例

残業をすることが前提になると、普通の人は必ず「どうせ今日も残業するし、その時に終わらせればいいか」と考えてしまいます。

そうすると自ずと1時間あたりの業務の質は下がっていきます。

この質は睡眠の悪いサイクルによって徐々に自分では気づかないうちに低下していきます。

2残業代込みの金銭感覚に慣れてしまう。

もう一つ大きなものに、残業代の金銭感覚に慣れてしまうというものがあります。
残業することは時間を浪費するだけでなく、精神的体力も減少していきます。
その場合、人はどのようにそのストレスを解消するでしょうか?

時間に猶予がある場合は、「睡眠」「栄養のある食事」「運動」を目指すでしょう。

しかし、先ほどお伝えした通り、残業代で稼ぐことは時間を切り売りすることです。
上記の「睡眠」「栄養のある食事」「運動」でストレスを解消することはある一定の時間がかかります。

そして、そのタイミングであなたの財布には残業代という「賃金」が振り込まれます。

人は時間をかけずにストレスを解消する方法として、第4のストレス解消法「浪費」を選択するでしょう。

当たり前ですが、ものを買っても人の体力や精神は改善しません。
脳みそにドーパミンが発生し、その瞬間だけ高揚するだけです。

そして、人は必ずその浪費の感覚に慣れていきます。
むしろ、基本給だけでは足りずに、「残業代」が含まれていることが前提の給料、生活を当たり前のように感じるようになるでしょう。

これが残業代に慣れるということなのです。

3上司の評価が下がる。

1,2でだいぶ仕上がってきましたが、ここで上司の評価が下がります。
当然のことです。
同じ成果を上げた部下のうち「残業をして行なっている人」と「残業をせずにこなしている人」のどちらを評価するなんてことは聞くまでもありません。
同じ成果を上げたらという前提の話ですが、睡眠時間、栄養ある食事を削り、運動もせず、浪費でストレスを解消していた人が、同期と同じ成果を上げられるでしょうか?

ここからは負のサイクルです。
1,2,3の順番が変わりながら永遠に繰り返されていて、自分では気付かぬうちに「残業が当たり前」になり、「仕事のパフォーマンス」は低下していきます。この自分では気付かぬうちにというのがとても怖いところです。
日本人には残って努力することを美徳とする文化が強いため、完全な否定をされないということも多くの人が陥っている理由としてあげられるでしょう。
徐々にこの負のスパイラルは高速で回転していきます。

まとめ

なので、みなさん残業はやめましょう。
もちろん仕方のない人もいると思いますが、できる限り残業するくらいなら、家に帰って寝ましょう、栄養ある食事を食べましょう、運動をしましょう。
その後の余裕ができた少ない時間でいいんです。本当に少ない時間で構わないので自己研鑽をしましょう。

目先の利益にとらわれず、長期でものを見ることであなたの人生が豊かになることを願っています。

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