子どもに影響を与える身近な存在
今日のテーマは「子どもに1番大きな影響与えるもの」です。
子どもというのは非常に影響の受けやすいものです。
テレビなんかでも印象的なCMを見たら、すぐに真似して遊びますよね。
まぁそんな影響もありますが、子どもが1番影響受けやすいものというのは何なんでしょうか。
何だと思いますか?
やっぱりテレビとか保護者とかそういった意見が多いかなぁと思いますが、実はそうではありません。
正解は子どもです。
子どもとちうものは子どもからの影響をすごく受けます。
まぁ簡単に言うなら友だち同士ですね。
というのも、昨日それを改めて感じるような出来事があったんです。
この時期保育園ではカブトムシを育てています。
夏はトマトなどの野菜を育てたり、生き物を育てたり、公園に虫を捕まえに行ったりと動植物と関わる機会は非常に増えます。
そんな中やっぱり虫が苦手な子はいるわけですね。
植物と違って動くものというのはどうしても怖い印象があります。
でもやっぱりみんな興味はあるんですね。
カブトムシを絶対触りたくないと言う子も、必ず1日1回は見に来るんです。
その時に私はいつも声をかけています。
「ちょっとだけ触ってみたら?」
私が手に乗せて触って見せます。
「ほら!全然痛いことしないよ?」
でもその子は絶対に触ろうとしません。
「かわいいのにね??」
なんてことを他の子と話しながら私が虫かごの中にカブトムシを戻した時、急に1人の女の子がカブトムシをけっこうな力で潰すんです。
私はそれを見て
「えー!そんなことしたら痛いよー!」
といってしまいましたが、様子を見ているとそうではありませんでした。
突然「今だよ!私が抑えているから早く触って!!」
そんなことを言い出したのです。
これには「おぉー」と思って様子を見ていました。
すると、そのさっきまで絶対に触れなかった子が人差し指でツンツンと2回カブトムシの背中を触ったんです。
それを見るとカブトムシ抑えてた子は手を放し、
「ね?ほら、怖くないでしょ?」と言ったのです。
やっぱりここで子ども同士の影響はすごいなと思いました。
保育士の影響なんてたかが知れているもので、子ども同士の関わりが1番なのです。
よく「保育園に通わせてから先生たちのおかげでこんなことができるようになりました!」
みたいな話をしてくれる方もいらっしゃいます。
もちろんそれは大いに嬉しいことですが、100%私たちの関わりが良いものだから子とたちが育っていくものではありません。
周りの友だちなどといった環境通して子どもたちは成長していくのです。
決して保育士との関わりだけではありません。
それではなぜ友だち同士だと影響を受けやすいのでしょうか。
やはり私たち保育士が話すことはどうしても上下の関係で教育しているみたいな雰囲気を子どもたちも感じるんですね。
「なので、間違ったこと言っていないのはわかるけど…」
みたいな受け取り方なんですね。
それに比べ、子ども同士の関わりは上下ではなく並列の関係であるため、
「友だちができる事は自分だってできるぞ!」
といったような気持ちになりやすいのです。
それに加えて、子ども同士って遊びを通して学び合うんですね。
子どもは遊びから様々なことを学ぶもので、その方が理解しやすかったり挑戦できたりするわけです。
これこそが子どもが子どもに1番の影響与える理由です。
いかがでしょうか?
子ども同士で影響与えやすいと言う事は、子どもを通わせる保育園や幼稚園、学校というのは非常に慎重に選ぶ必要があるということです。
つまり、学校の雰囲気に子どもが大きく影響受けると言うのはこういうことですね。
良い影響を受ける分には嬉しいものですが、そうでない場合はちょっと気をつけたほうがよさそうです。
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