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胸を締め付けられるも、根底に温かいものが流れている

昨日noteが連続555回を記録しました。キリがいいのでスクリーンショットとってしまいました(苦笑)


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これで気分が良くなるはずなのに、今朝からどうも調子が今ひとつです。
夫にあたりたくないので、できるだけ会話を避けています。

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帰って来ない母を“とわ”は一人で待ち続ける。何があっても、前を向いて生きる―。草木や花々、鳥の声。生命の力に支えられ、光に守られて生き抜く“とわ”の物語。(「BOOK」データベースより)

昨夜読み終えた久々の小川糸氏の長編です。最初の温かい出だしから自然と引き込まれるよう読み、読者の私は途中にとても胸が締め付けられますが、物語は淡々と進み、最後はほっとして読み終えました。

主人公の境遇はただただ苦しいものです。前半特に母親がいなくなってからは目が見えぬため、壮絶な生き様です。しかし地震によって家が崩壊して、救出され環境の変化によって、周囲のサポートや主人公の生き方に救われていくのです。さらに登場人物は少ないけれど、それぞれ主人公と運命のように巡ってきます。

視覚障害、親の虐待(主人公は全くそうとは思っていませんが)という難しく重いものを背負う主人公を、自身の運命に逆らわず、出会ってきた人々と自然との共存によって力強く生きていく女性として描いていった点にさすが著者だなと思いました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今週も始まりました。今日という日があなたにとってかけがえのない1日となりますように。

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