記事一覧
JR、ついに完乗!〜私のJR乗りつぶし(0)@総武線・銚子駅
10年がかり、完乗の瞬間
去る2021年4月、菖蒲が咲き始める季節だった。
千葉県は銚子市、総武線、松岸駅。
「2番線に、電車が参ります」という聞き慣れたアナウンスが聞こえてきた。成田線からの普通銚子行き、433Mだ。
いつも通り入ってくる電車。いつも通り仕事をこなす車掌さんの動作。無機質な7人がけのシートに腰掛け、いつも通り乗客の一人にすぎない自分。
ただ、今回は少し違う。い
列車が来る時間を"読む"!…「小田急線運用表サイト」の設立記
概要 私は2012年3月の改正で大きくダイヤが変わった小田急線の車両の1日の動き(以下「運用」という。)を調査し、「小田急線運用表」というWebサイトを立ち上げ、その調査内容を幅広い読者と共有していた。現在でもサイトは存続しており、当時よりも多い閲覧者を獲得し、鉄道趣味人の間でもその存在が定着したことを実感しているところである。筆者はすでにサイトの運営から退いているが、サイト開設からじきに10年を
もっとみる〜四国を2日でサクッと〜私のJR乗りつぶし(1)〜J R四国
概要 私は2021年4月に日本のJR線全ての乗車を終えた。中には乗車自体が難しかったり、窮屈な乗り継ぎや1日中の移動を伴いながら路線の乗りつぶしをするような区間もあった。しかし四国に関して言えば無理をせずとも、2日で乗り潰すことができる地域である。しかも切符が激安でほぼ通年購入することができ、日程が近づいてからでも旅程を組むことが可能。難易度の低さの一方、車窓は素晴らしくまた観光客も含めた乗客もそ
もっとみる勝手にアナザースカイ
地図は有象無象を表記した、全てなのでしょうか。全てを見通す神の目線にいることを錯覚させる、虚構の偶像なのでしょうか。
すなわち、このような問いに悩んでいます。地図からわかることは、無なのでしょうか。地図を見て人間の社会的な活動を想起することは、妄想に過ぎないとして却下されるべきなのでしょうか。いやむしろ、際限なく想像が可能で、地図を深読みすればするほど真理に近づくことはできるのでしょうか。拡張の限