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【緊急投稿・前編】「特別区のコストが年200億円増えるんやて? 知らんけど。」問題
いや、そんな大事な話、「知らんけど。」じゃあかんやろ問題、です。
最近 note 始めてみたものの (事前の予想通り) 評判が芳しくなく、早くも放置プレイになりつつありましたが、今回ちょっと言わずにはおれない。ただし時間ないのでいつもの注釈や参考文献はバッサリ省きます。
早速本題へ。
そもそもの発端は、以下の自民党大阪市会議員団のチラシにも書かれているように、いわゆる大阪都構想 (以下、
大阪都構想について考える ②「私、失敗するので。」〜後編
前編では、行政は時に失敗する、だからそれを織り込んだ制度、失敗に気づいたとき速やかな軌道修正が可能な、一元化された合意形成・意思決定のシステムが必要であり、大阪都構想による広域行政の一元化はそれに寄与することを述べました。
〜前回のおさらい〜
赤と白 2種類の玉が 1つずつ入った中身の見えない壺がある。① その中から玉を 1つ無作為に取り出す、② 赤玉が出たならもう 1つの赤玉を加えた 2
大阪都構想について考える ②「私、失敗するので。」〜前編
8年前にスタートし高視聴率をマークしていた人気医療ドラマの決めゼリフ、「私、失敗しないので。」
視聴者は毎話、「人の命」を預かる外科医がさまざまな困難に卓越した「手技」で挑み、必ず成功裏に終わる予定調和にカタルシスを得ます。
同じように私たちは、「住民の納めた税」を預かる行政がさまざまな課題に適切な「政策」で挑み、必ず成功裏に終わることを期待しています。
しかし現実の行政は人気ドラマと
大阪都構想について考える〜前回①の補足
②を投稿するつもりでしたが、先に前回 note「①高すぎる二元行政のコスト」にいただいた疑問点・ご指摘にお答えします。
(1) なぜ 8倍なのか? (合意形成・意思決定を単純に確率で表現できるのか?) コインを投げて「表が出るか、裏が出るか」というような、結果が 1/2 かつ毎回独立した試行を「ベルヌーイ試行」と言います (中学高校の数学で習いましたよね)。前回 note における根元事象は、住
大阪都構想について考える ①高すぎる二元行政のコスト
11月 1日に再び実施される運びとなった、いわゆる大阪都構想 (以下、都構想と略す) の住民投票。そこであらためて「なぜ都構想なのか」を考えていきたいと思います。第一回は、高すぎる二元行政のコストと、それを廃すべき理由について考えます。
「二重行政」ではなく「二元行政」の問題 都構想の目的として、みなさん最もよく耳にされるのは「二重行政の解消」ではないでしょうか。
しかしこの言葉から、今ある