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あいさつの魔力

  私は、中学校で教員をしています。教育現場では、「あいさつ」が本当に大切だと思っています。たぶん、誰もが「そんなことは当たり前」だと思われるかもしれません。しかし、みなさんが当たり前だと思う以上に、教育現場において「あいさつ」は効果があると思っています。
 あいさつは、相手の心を開き、相手との関係を作り、相手との信頼関係を作るために、劇的な効果があります。しかし当たり前のことだけに、このあいさつに、本気で真剣に取り組んでいる人は少ないです。誰もが、なんとなくあいさつをして、なんとなくやっていると思います。それでは本当にもったいないです。
 私は、あいさつの実践研究を行っています。毎朝、昇降口で生徒たちに挨拶をしながら、どのようにすれば効果的な挨拶となるのか、真剣に考えて実践を積み重ねています。あいさつという当たり前のことを、誰よりも本気でとことん実践をしています。研究すればするほど、「あいさつには魔力がある」と思うようになりました。それぐらい挨拶には効果があります。
 いつの日か、『あいさつの魔力』というタイトルで、本を出版したいと思っています。本気です。

私が挨拶について意識していること、工夫していることなどをメモしておきます。
・あいさつとは何なのか?
・何のためにあいさつするのか?
・どのような感情ですればいいのか?
・相手にどのような感情になって欲しいのか?
・何を伝えれば良いのか?
・どのような声で、距離で、間で、表情で、しぐさですると良いのか?
・人間関係におけるあいさつの効果とは?
・教育や学校現場でのあいさつの効果とは?
・伝わる挨拶と伝わらない挨拶の違いとは?
・相手に影響を与える挨拶とは?
・最上級の挨拶とはどのような挨拶なのか?
・サービス業、特にディズニーランドに学ぶ挨拶の極意
・挨拶の波及効果や循環効果
・挨拶の影響力(関係、雰囲気、組織全体、風土など)
・テーマを持った挨拶、相手に合わせた挨拶、動きのある挨拶
・挨拶と身振り手振りの相互作用

などなど、いろいろ考えて実践しています。シンプルな当たり前のことだからこそ、非常に面白いです。
 ぜひみなさんも、いつもと少しだけ意識を変えて、あいさつをしてみてはいかがでしょうか。新しい気づきや発見があるかもしれません。

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