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仕事に向き合うと、見える範囲が広くなる。そして立体化し複雑化していく。

少し抽象的ですが、仕事について思う事です。
 仕事をしていると、見える範囲が、まず横にどんどん広がっていきます。自分を取り巻く仕事や周りの人など、様々なことが見えるようになります。物理的に見えるのではなく、気づくようになります。気づくことで、より良い仕事ができるようになります。
 そして、仕事で気づく、見える範囲がとても広くなった時、次の段階に入ります。

 それは、縦に深く見えるようになっていくのです。全体や周りが見えた上で、自分の中の仕事の本質とは何かを考えて、縦に深く見えるようになっていくのです。
 その縦の深さが、仕事をさらに良いものにしていくのだと考えています。

 例えば、教員の仕事ですと、どんどん周りの仕事や全体が見えて、業務でもうまくできることが増えていきます。良い授業や良い学級経営や良い特活行事などが、周りの人の仕事や、自分の試行錯誤から見えてきます。そして自分でもそれを実現できるようになっていきます。どんどん良い授業ができるようになり、良いクラスが作れるようになっていくのです。それが横の広がりです。
 そして次には、一度立ち止まり、本当にこれで良いのか?何のためにやっているのか?など本質に立ち返るのです。それが縦の深まりです。良い授業の本質とは一体なんなのか?良い学級とは何なのか?いままで横に広がっていた世界を深く掘り始めるのです。そうすると、何が本当に良いのかわからなくなります。そしてそこからもう一度掘ることで、自分自身の大きな気づきに近づきます。気づくと自分自身についても深く掘るようになっていくのです。すると、自分の仕事の本質に立ち返って考えるようになるのです。そして、考えれば考えるほど、仕事に向かう軸が複雑化していきます。そうすると言葉のとおり、仕事に深みが出てくるのです。シンプルではない、複雑で多様な絡まりが、見えてくるのです。その多様な絡まりで良いと思えるようになっていくのです。そして多様な絡まりを許容していくことで、逆に自分自身の核となるもの、柱となるものに気付くことができたりします。

 周りから見ると、結果は同じシンプルなものだったとしても、その立体的な複雑な形までを見た結果と、何も考えずに行った結果ではとてつもない違いがあります。

 そしてそれは、どのような仕事でも共通している事のように思います。
最後まで抽象的で、感覚的な話で恐縮ですが、みなさんはいかがお考えでしょうか?

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