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ホワイト企業を目指して「モチベーション編②」ハーズバーグの二要因理論

モチベーションの語源・意味
「モチベーション」は、英語の「motivation」をカタカナで表記した言葉です。「motivation」は、日本語で「動機」を意味する「motive」という英単語から派生した抽象名詞で、「motive」と「action(行動)」を組み合わせた熟語に由来するという説もあります。ハーズバーグの二要因理論を活用して社員のモチベーション向上に繋げてください。

ハーズバーグの二要因理論は、組織における従業員のモチベーション向上に役立つ重要な理論です。この理論は、モチベーションの向上には「動機付け要因」を強化し、同時に「衛生要因」を改善する必要があると提唱しています。組織が社員のモチベーションを高めるためには、この理論を活用することが不可欠です。

モチベーションに影響を与える要因として、以下の2つの要因が挙げられます。

●動機づけ要因(モチベーションを高める要因): 達成感、承認、仕事へのやりがい、成長の機会、昇進などが含まれます。

●衛生要因(モチベーションを低下させる要因): 給与、福利厚生、経営方針・管理体制、人間関係、上司との関係などが含まれ、これらが不満を引き起こす可能性があります。

「動機付け要因」の強化は、社員が仕事に対する達成感ややりがいを感じるための施策を導入することから始まります。具体的には、仕事の設計を改善し、社員が成果を出しやすい環境を整えることが重要です。また、承認と評価の明確化も社員のモチベーションを高める手段として考えられます。

・感謝される
・適正な評価を受ける
・頼りにされる
・褒められる
・やりたい仕事に取り組める
・快適な環境で仕事ができる
・円滑にコミュニケーションが取れる

一方、「衛生要因」も見逃すべきではありません。これらは社員が不満を感じないように改善すべき要因であり、給与や福利厚生の改善、職場環境の整備、人間関係の改善が含まれます。社員が組織内で不安定な状況や不満を感じないようにすることが、モチベーションの維持に不可欠です。
社員のモチベーションが下がる原因として以下の要因が社員のモチベーションの低下を加速させる可能性があります。

行きたくない部署への異動
仕事量の増加に伴う隠れ残業
パワハラ上司が自分の部署に異動してくる
人事面談での低評価
賞与が出ない
急な経営方針の転換
目標の未達成

これらの要因に対処するために、組織はハーズバーグの二要因理論を活用し、評価の公平性を確保し、適切な仕事環境を整え、健全な人間関係を促進する総合的なアプローチを取る必要があります。組織が社員のモチベーションを向上させるために、ハーズバーグの理論を適切に適用し、従業員の満足要因と不満足要因の両方に対処することが成功の鍵です。


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