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初の卒業生ではない、「卒業式」

3月上旬、初の自分が卒業生ではない卒業式に参加した。
副担任として卒業生を送り出したのだ。

「卒業式泣く?」
卒業式前に必ずと言っても良い程この質問が飛び交う。
私は涙脆いので絶対泣くと思っていた。
今までも、卒業式は泣いてきた。(いつも我慢して涙をストップさせるが、一端涙が出てしまったらもう大変)

前日から緊張していた。
当日の朝礼服に着替え(初めて着た)、パールのネックレスをし(初めてつけた)、いつもと違う装い。ましてや卒業式。
緊張して心臓がドキドキ。
副担任なので言葉を発する場面もなく、入場も退場も最後だが、緊張。

担任の先生が名前を呼んでいく。途中で泣いているのが分かった。
みんな一言ずつ言葉を伝えてから卒業証書を受け取り、その言葉で先生へ向けてのものもいくつかあり、感動した。
泣いて、苦しい中、頑張って言葉を出しきった子もいた。とても頑張っていた。
ウルッとはしたが泣きそうになるのを我慢し、退場。

クラスの前で最後の言葉を伝え、泣くこともなく終了できたと思った。


しかし、その後の写真撮影タイムの前に保護者と子どもたちが花束とメッセージをくれた。💐
花束は、本当に嬉しくて、今年のやりたいことリストの1つに「部屋に花を飾る」があったから尚更嬉しかった。

担任の先生への言葉。
何とその後に副担の私にも。
予想もしていなかった。
一人ひとり、「楽しかった」「授業楽しかった」「サイコーだった」というとても嬉しい言葉をくれた。
普段、そんな風に思ってくれてたなんて分からなかったし、言われたこともない。
1人目の言葉から、涙が出た。

散々手を焼き、私にムカつくことなど好き放題言ってきたヤンチャ少年。
笑顔が大好きです!!」と。
始めは泣いて話をすることも多かったが成長し、後半調子に乗り出した少年。
心強かった。」と。
泣いてしまうよ、これは。
どの子からの言葉も嬉しかった。言葉は力だよ、本当に。

最後にこんなことがあったら今までの苦労は無駄じゃなかったって思えるし、また頑張ろうって思える。
子の成長と旅立ちの場を一緒にいられるこの職業はやっぱり素敵だと思った。
日頃はめっちゃ仕事量多いし大変だなぁって思うけれど。
この先、この経験が活きると思った。

いつも一緒に歩んでくれた担任の先生にはとても感謝している。この先生から感謝の言葉を貰い、また涙……。結局めっちゃ泣いてる。

子どもたちが卒業、新たなスタート。
そして、私も、新たなスタート。
素敵な一日、一年だった。



緊張したらとてもとても疲れた。泣いたせいか軽い頭痛もしていた。
なのでしっかり休み、しばらくゆっくりとした気持ちを持ち過ごそうと思う。

貰った花は2つの花瓶に分けて飾っている。
部屋が明るく華やかだ。
気分上昇。幸せ気分。

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