皇帝マエストロ「π」


数の魅力をお伝えする、連休3部作


<1作目> キラキラ「ネイピア」

<2作目> やさぐれ「log」


そして今回が連休3部作の最終話。

皇帝「π」の登場である。




1作目のキラキラ「ネイピア」さんのところでちらっと出てきたけど

ネイピアさんとともに実数野郎どもの中で

わざわざ別名がついて「超越数」として扱われるπさん、

いやもとい、「π氏」とお呼びした方がいいのかもしれない。

π氏には恐れ多くてお気軽に呼ぶことが出来ない重厚感と重鎮感ある。

威光を放ちまくっていて

数学のいろんな公式・定理に ”当たり前のように出てくる” π氏

他の実数野郎なら「お前なに調子に乗ってんだよ」と言われそうなところが

π氏だけは誰も文句が言えない。

特権階級だからだ。

他の実数野郎どもとは生まれながらに階級が違いすぎる。

生まれながらにして皇帝。

ゆえに、誰もが畏敬の念を持ってしまうのである。

数の世界でも人間と同じで世知辛い階級事情がある。







超個人的に、初めてπ氏のヤバさを感じたのが

「極座標」が突如現れた時。

三角関数です、三角関数。

あれ初めて教わった時に「コイツはやべぇ」ってなったんですよねー。

いや、なんでかって

それまでは義務教育のどっかの学校(もう忘れたけど)で

「πは円周率で3.1415・・・」って習ってたから

個人的にはそこで「πは円周率」としてしか認識してなかったんです。

だから、その時点で習う幾何の

半径rの円の面積 = πr²

半径rの球の体積 = 4/3πr³

半径rの球の表面積 = 4πr²

これは「あーねー、なるわなるわ」って感じで理解出来てたんですけど

高校だったかな?たしか?

ある日突然、先生がいつものように直交座標のx軸とy軸描いて

そこに半径1の円を描いた。

「ふーん、半径1の円ならx=1.-1とってy=1,-1とるんだわなー」

って思ってたら!!

x=-1 ではなく、-1地点に「π」が君臨しているではないかっ!!

んでもって、x=1のところには堂々の「2π」。

「どーゆーことなんだこれは?!?!?!?!?!?!?!」

もー頭の中こんなんなりましたよねーホント。

「何故円周率のπがこんなとこに現れるのか?!」

そのとき先生なーーんにも説明してくれなくて

「極座標ではこうなるからヨロシク」的にサラッと流しちゃったもんだから

その日学校から帰って家で考えたんですよ。

「何故とつぜんπが座標に現れるのか?」って。

「先生はなにかファンタスティックでも使ったのか!?」

って学校では思ってたけど

あれやこれや自分で考えてようやく理解出来た。

半径rの円周=2πr

これですわ、コレ。

だから、極座標で半径1の円描くと

円周は2πになるから

0度の時は0、一周回って360度の時は2π

その半分の180度地点がπになる。

もーーーガン決まりしましたねー!!この時は。

自分で考える面白さ。

先生がなーーーんにも教えてくれなかったのが功を奏したパターンで

ある意味先生に感謝しましたもん。

「面白いモノを考えさせてくれてありがとう!」って。

そしてこれに気が付いて

「πは数だけでなく単位にもなりやがる!!!」って思うと

そりゃー衝撃度ヤバかった。あれは今でも覚えてる。

先生の顔は忘れたけど、この衝撃は忘れない!!

自分にとっちゃー、一緒に出てきた

パラメータ(a.k.a ダークヒーロー)のθなんかどーでもよくて

単位になった皇帝「π」の衝撃にノックアウトされた。

もうそれ以来、「π氏」ですわ、ホント。

恐れ多くて気軽にπさんなんて呼べない。





π氏の歴史とかについては自分はそんなに詳しくはないけど

自分はπ氏に「皇帝」感を非常に感じているので

そんな自分がπ氏のイメージを表すと、こうなる!




(動画を拝借します。)

競馬界の「皇帝」シンボリルドルフ。

これですよ、これ。

競馬ファンなら知らない人はいないぐらいの説明不要の「皇帝」。

ちなみにシンボリルドルフの誕生日って3月13日なんですよねー。

円周率3.14のさらに内を回り先を行く「皇帝」シンボリルドルフ。

ここもやはり圧巻であります!

そして!なんと!「ルドルフ」という名前が

実は数学界では円周率と非常にゆかりがあるらしい。

調べたところによると

オランダの数学者: ルドルフ・ファン・コーレン

この方円周率の計算で多大なる功績を残した方らしく

円周率を別名で「ルドルフ数」なんて呼ぶことがあるらしい!!

なんと!!

やはり「ルドルフ」という名前とπ氏は切っても切り離せないようだ!!

皇帝に与えられし名前「ルドルフ」なのかも、しれない。

<個人的に>

この動画、編集された方が非常に素晴らしいと思っているので

ぜひ色んな方に見ていただきたいなーと思ってる。







そして、「π氏の皇帝感」を如実に表した音楽動画はこちら。

(動画を拝借します。)



世界的なレジェンドマエストロにして「皇帝」カラヤン氏!!

個人的にクラシックは全然詳しくはないけど

これは圧巻でしたわー、マジ皇帝すぎる!!

もーこれは見た方が早い!ちょっと圧倒されます。

π氏の「皇帝感」、出てますねーこれは。

いやー、お見事。








ということで

「数の魅力」を動画とともにお伝えした連休3部作

いかがでしたでしょうか?







数学というと「なんだか小難しい」というイメージがあるんですけど

数学っていうぐらいですから、原点は「数」なんです。

「数」の学問。

美しい定理や便利な公式ってこの「数」あってこそのモノ。

だからその原点である「数」がいかに魅力的かを

ただの数学フリークである自分が

「解釈自由度満点」でお伝えしてみたわけであります。


正直、教科書や専門書に書いてあるような小難しいことを

むちゃくちゃ厳密にあーだこーだ言うのは簡単ですけど

「それは数学者がやればいい」って思うんです、自分は。

ただの数学フリークである自分は

その数学者の恩恵によって英知を得ている。

その英知を得た自分が、

「一般の方にも伝わりやすいように」

こうして魅力を語る。


多分、数学のことを一般の方向けにお伝えするのであれば

自分のような「謎の一般人」のただの数学フリークのほうが

一般の方と立場が近いから伝わりやすいようにも思うんです。

また、自分の場合は「共感覚」なのかもしれません

ちょっと自分では言葉で上手くお伝え出来ないのですが

「数式や定理を見ると音が聴こえてくる」

この自分の特性を今回「数の魅力」をお伝えする際に

最大限にお伝えできるよう動画を拝借させていただいております。

拝借しました動画の所有者の方に感謝申し上げます。

おかげさまで、自分なりにではありますが

「自分が思う数の魅力」はお伝えできたように思っております。




いやー、楽しかったし、面白かった!

やっぱり数学は素晴らしい!






拙い文章お読みいただきありがとうございました。



 #ライフスタイル #メンタル #自己愛 #パーソナリティ障害 #人格 #障害 #多重人格 #数学 #数 #学問 #皇帝#魅力 #3部作 #超越数 #特権階級 #定理 #公式 #畏敬の念 #恐れ多い #三角関数 #円周率 #単位 #直交座標 #極座標 #衝撃 #ヤバさ #競馬 #ルドルフ #数学者 #ルドルフ数 #マエストロ #カラヤン #圧巻 #フリーク #お伝えする #動画 #感謝 #所有者 #共感覚  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?