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やさしいリーダーに徹してみる(職場を良質にするコンセプトv6_1)

リーダーはやさしくなければリーダーではない。やさしいリーダーになろう

昨今、騒がしいタレント事務所や中古車販売、宗教団体の問題。氷山の一角。そして対岸の火事ではない。

リーダーが会社を腐らせる。部下の犠牲の上で稼ぐ。部下は不思議なほど必然的に盲目になる。嘘、偽り、誇張、非情、非常識、法律違反が平気になる。こんな組織はいずれボロがでる。10年存続できる会社は6%。ほぼ潰れる。リーダー次第だ。リーダーが腐ると組織は腐る。リーダーが人格的・模範的ならば、社員の幸せを維持しながら組織は成長する。

この会社・組織なるものが容易に必然に生み出す、支配・統制・主従・独裁・全体主義・君主・権威的な関係。麻薬的な”心地良さ”がある。これらを捨てる勇気を持ち、やさしさに徹する強い精神力を持とう。やさしさは心が強くなければ持てない。

そして、リーダーがやさしいから、会社というものの、そもそもの存在理由が実現される。
・ビジョンの実現に向け
・集まってくれた仲間を感謝の存在と捉え、
・仲間と一緒だからひるまず互いに支え合って一丸となって挑戦でき
・失敗を寛容に受け入れ・学び
・知的に人格的に成長でき
・愚直に諦めずに日々コツコツ目標を達成しながら自走する

今後も続く人口減、成熟・飽和社会。必要が不要な時代。パイが広がらない。競争のみが残る。自分の能力を超えた多様な仲間のクリエイティビティとスピード感ある自走的PDCAが必須。組織が一丸とならずに、モチベーションを高く維持できずに、なぜ勝てるのか。リーダーが人格的でなく、模範的でなく、やさしくなく、なぜ一丸となれるのか。そして、環境破壊・気候変動と災害経験から人類の底流ではやさしさが強く求められている。組織のリーダーがやさしくあらず、一体どうあるのがよいのか。

リーダーは:
1.やさしくなければリーダーではない
2.強くなければ生き抜けない
3.大志を抱き、野心を捨てよう
4.利他を目指し、利己を捨てよう
5.仲間に感謝し、人件費扱い・使い捨て扱いはやめよう
6.自責を貫き、事業の失敗・停滞を他責にするのは止めよう
7.自身を内省し、人材不足に悪態をつくのは止めよう
8.多様性に感謝し、自己の画一を捨てよう
9.人間的であり、論理一辺倒を捨てよう
10.不連続を受け入れ、連続を捨てよう
11.自分・仲間・将来の成長に焦点をあわせ、成功への固執を捨てよう
12.敗北を楽しみ、恐れを捨てよう
13.自分に素直になり、周囲が宣う「経営とはこうだ」を無視しよう
14.やさしさを貫き、偽善を捨てよう
15.そして、関わりたくない存在から、いつも一緒にいたい存在になろう

「やさしさに勝るものはない」
「すべてのうえに、しずかに存在している」

「ぼくモグラキツネ馬」(チャーリー・マッケジー 著、川村 元気 訳、飛鳥新社)がそう教えてくれる。

今月は、「何が起きてもやさしく対応する月間」をしてみたら。やさしさのパワーを感じられるよ。あ、でも、やさしいとは、何でもすぐ褒める、何でも許す、失敗を無視する、指導しない、ルール違反に決められた罰則をしない、とか、そんなクダラナイことではないよ。屁理屈無しで。

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