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言葉と習慣。自分に気付きを与えてくれた学生インターンシップ。

こんにちは。和賀です。母校である大正大学4年生のインターンシップを弊社として初めて受けることになりました。

インターンの人と接するときに、私がマウントを無意識に取らずにいられるかを実践してみようと、私にとってもチャレンジです。

自分の子どもと年齢が1つしか違わないので、もう親子の年齢です。そして、一緒に歩いているところに知り合いに会って、親子に間違われてしまうということもありました。

思うのは、インターンの人と一緒にいると、スポンジのように色々なことをすーーーっと吸収していくのがとても眩しくて、ある意味ではとても愛おしくも感じます。若いからと言えばそれで終わってしまうのかもしれませんが、年齢だけでもないと思います。秋は研修講師の仕事も多く、またイベントも企画しているタイミングだったので私の活動に一緒に付いてきてもらいました。インターンの人が私の言葉をダウンロードしていくように、最初こそ受け売りにもなるのだろうなと思いつつ、そのうちに身体と感情を通って腹落ちして、自分の言葉として使っているのを感じました。その変化を目の前にして、とても驚きました。

本当に深く考えずに使っていた言葉「陪席」


ある日、zoomの会議に一緒に参加してもらうことがありました。私が、何気なく「会議に陪席してね」と言いいました。インターンの人が「???」と初めて聞いた言葉だったようで、「じゃあググってみてー」と言って見せてくれた意味に衝撃を受けました。

陪席:身分の高い人と同席すること。
あーーーーーー。本当にごめんねーーと謝りました。

病院に勤務していた時にはすごくよく使って、使われた言葉でした。恐ろしいことに、本当に深く考えずに使っていたのです。私が言いたかったのは、同席してね、という意味でした。陪席改め、同席してね、と伝えましたがあまりにもショック過ぎて、zoom会議のチェックインで思わず話してしまいました。

習慣とは恐ろしいと改めて思いました。言葉にさえも上下関係をはっきりさせる言葉があります。何気なく使う言葉が、相手を下にみているような言葉になっていないか。

私自身、自分が圧があること、意図していなくても威圧感があることを、充分に頭に置いて言葉を発しないと、相手に与える影響は大きいのだと改めて思いました。

長年培われた習慣は気づかないうちに増殖


そして、恐ろしい習慣はもう1つあります。鍵です。施錠確認です。
精神科病院に勤務すると鍵を持たされます。もしかしたらカードキーとか他のセキュリティいう病院もあると思います。私が勤務していた病院は鍵でした。当然ながら、閉鎖病棟は鍵を開けて入り、閉めて出ます。隔離室も同様です。当たり前のことですが、私は長く勤めていてもこの鍵を閉める行為が慣れませんでした。鍵そのものが権威のような、「ガチャン」という金属音が耳に身体に響く感じがして、今思うとかなりストレスだったのだと思います。まして、隔離室は患者さんがいなくても最も苦手な空間でした。

私はもともと、神経質でビビリです。精神科に勤めてから鍵、施錠強迫に拍車がかかり今なお健在です。完全に身体に刷り込まれているというか染み込んでいる状態です。イベントを終了し、さあ帰ろうとなったときにシェアオフィスの施錠確認に慌てて、インターンの人に確認を付き合ってもらうこともありました。

自分が何気なく使う言葉といい、鍵の施錠強迫といい。自分の中にある長年培われた習慣は、気づかないうちに、もしかしたら増殖されていってしまうのかもしれない。そんな風にも思いました。

自分で自分のことはわかっているつもり、なんてことはなく。

自分のことは自分が一番わからない。結局外から自分をみてくれる人、それを伝えてくれる人をどれだけ持てるか。

そしてその事を素直にそのまま受け入れられるか。ただただ、そこにかかっているようにも思います。親子ほど年齢の離れたインターンの人との時間で、私には大きなギフトをもらえたようなそんな時間になりました。

【和賀からのお知らせ】

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支援者自身のメンタルヘルスの大切さを。そして、メンタルヘルスについて知りたい人の入り口になるようなイベントになるように。
会場、またはオンラインでご参加をお待ちしております!

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