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ハードボイルド書店員が「職場のBGM」に流したい楽曲

都内の某書店で働く身です。

開店から閉店まで、ずっと有線が流れています。

以前勤めていた街の本屋では、社長が選んだジャズの名曲をiPodでリピート再生していました。

BGMの素敵な書店といえば、表参道にある青山ブックセンターです。

足を運ぶと、少なくとも30分以上はお店にいます。ゆっくり歩きながら各ジャンルの棚を眺め、目と耳で心地良さを味わう。本好きにとってはある種のパワースポットかもしれません。

並べる本と同じく、流す楽曲もなるべく自分たちの判断で決めたい。商品も音楽も一方的な「見計らい配本」ばかりでは寂しいです。かといって、末端の非正規雇用である私にBGMを決める権限などありません。

ではもし「好きな曲をかけていいよ」と言われたら?

ヴォーカルは本への集中を妨げる気がするので、やはりインストゥルメンタルが中心でしょう。

まず頭に浮かんだのは、昼休みによくiPhoneで聴く「マスターキートン」のサウンドトラック。You Tubeにあった↓をどうぞ。

気品漂うリュートもオススメ。気分が安らぎます。↓みたいなジブリとか、アニメの主題歌を演奏したものを流したい。

そしてずっとインストゥルメンタルではなく、ゲリラ的にヴォーカルを挟む。

オアシスの「アクイース」です。歌詞のシンプルなライブバージョン。

「内に眠るものを目覚めさせる方法がわからない」
「君の目の奥で輝く光を見たい」
「俺たちは互いを必要としてる」
「互いを信じてるんだ」
「魂のなかに眠るものを共に暴いていこう」

書店とお客さんの関係性にも当てはまると感じませんか? 

最後に大本命。

ドリカムの「G」です。

ハードボイルド書店員だって恐怖を感じ、人知れず涙を流しているかもしれない。でも本とお客さんが力をくれる。そして本屋が訪れる皆さまにとっての"greatest gear"であってほしいという願いを込めて。

ぜひ。

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