見出し画像

「なんとなく、note」のススメ

興味深い本が出ました。

著者は「新日本プロレスワールド」の解説でお馴染み、気象予報士の元井美貴さんです。プロレス、特にメキシコのそれであるルチャ・リブレのファンとして知られており、何度となく現地観戦もされているようです。たしか「イケメンより覆面」なんて名言(?)も残していたような。

趣味や好きなことに没頭し、より楽しむためにいろいろと調べる。気がついたら様々なスキルや知恵が身に付いている。これって理想ですよね。「やらなきゃやらなきゃ」みたいな焦りや義務感とは無縁だから。

私は小学生の頃からスペイン語の「1、2、3」が「ウノ、ドス、トレス」だと知っていました。「日本」が「ハポン」であることや「5分」が「シンコ・ミニトス」であることも。夢中になっていた週刊プロレスのおかげです。

ずっと読書が好きでした。本好きが高じ、その延長線上で書店員になりました。夢でもなんでもない。田中康夫さんが書かれたベストセラー小説の題を借りるなら「なんとなく、書店員」です。

それでもまあ一応続いている。小説家以外に就きたい職業はなかったけど、好きなことのおかげでどうにか生活の糧を得られています。

noteに関しても同じスタンスのつもりです。基本的には自分が楽しむために書いています。だからこそ継続している。誰かから「作家になりたいならもっとガンガン書け!」「本気で書店業界を変えたいなら、いま以上に頑張れ!」みたいに強制されたらとっくにやめています。

「なんとなく、note」を続け、気がついたら書店の労働環境が改善され、自分の本も出すことができた。そんな都合のいい未来は幻想かもしれない。でも可能性は決してゼロではないと思っています。

ちなみにここまで「なんとなく」を連発しながら、件の作品は未読です。スイマセン。いずれ手に取ります。もちろん自然な流れで、なんとなく。

この記事が参加している募集

推薦図書

noteのつづけ方

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!