政権交代は起こるのか?+各政党の評価(安藤裕×森永康平)

印象に残る動画でしたので、配置させて頂きます。以下《要約》もあわせてご覧頂ければ幸いです。

《要約》

元自民党衆議院議員の安藤裕氏は、この動画の中で現在の日本の政治・経済状況と与野党の問題点について鋭く分析しています。

まず安藤氏は、自民党が国民からの税収最大化を方針として変えていないことを指摘し、実質賃金が19ヶ月連続でマイナスになっている一方、倒産件数も20ヶ月連続で増加しているにも関わらず、政治家や官僚の耳目に入っていないと批判しています。安藤氏自身もかつて自民党議員として改革路線を進めた経験から、自民党はプライマリーバランスの黒字化目標を捨て去らず、国民負担率5割を目指していると指摘。この路線が続く限り、経済は良くならないと断言しています。

野党第一党の立憲民主党については、代表の泉氏が近い将来の政権交代を目指していないことや、日本経済のデフレギャップが解消したとして緊縮財政的な政策しか提示していないことを指摘。自民党の財務省主導の考え方に乗っかっていると批判しています。国民民主党については、玉木氏の子ども手当は評価するものの、高齢者の負担増を唱えている点は世代間の分断を招きかねないと危惧。維新の会は自民党の悪い点を凝縮した新自由主義的な政党であると断じています。

一方、れいわ新選組については、山本太郎氏の経済政策は現在の日本にとって救いになると高く評価する反面、軍事、エネルギー、LGBTの権利といった保守層にとっての譲れない政策も掲げているため、保守層の支持を広げるのは難しいと分析しています。

しかしながら、自民党の支持率低下にも関わらず、野党に対する期待感がないことから、政権交代の可能性は極めて低く、停滞した政治が続いていると指摘。民主主義の機能不全につながっていると警鐘を鳴らしています。

安藤氏は最後に、有権者一人ひとりが政策を理解し、候補者の資質を見極める力量が必要不可欠であると訴え、民主主義の根幹である国民の政治参加こそが、良い政治を実現する唯一の道であると力説しています。

このように、安藤氏は自民党を始めとする既存政党の様々な問題点を鋭く指摘する一方、民主主義の根幹は国民の政治参加にあると繰り返し主張しており、視聴者に対して政策理解の重要性を訴えかけている貴重な動画であると言えます。

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感想 : 森永康平さんの言葉「政治家がダメだというのは 言い方を変えれば 国民がダメだっていうことの裏返しでしかなくって、そう考えると民主主義がいいのであれば国民側がまともに勉強して知識をつけないとその程度の政治家しか与えられない」はよくある言葉ですが、印象に残りました。+ 個人的な意見ですが、私は 山本太郎氏 を 田中角栄元首相 のStream上の保守としてとらえております。

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