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「文藝春秋2024年5月号」小池百合子都知事の学歴詐称工作について

空を見上げると、灰色の雲で7割ほどが埋まっている。いつ雨が降り出してもおかしくなさそうです。そして、少しだけ降りました。ザーッという雨はでなく、パラパラパラ、パラパラパラと少しだけ。でも、そんな天気の日こそお客さんが来ないもの。

そこで今日は「文藝春秋2024年5月号」を読みました。お目当ては小池百合子都知事の学歴詐称工作の告発文。Yahoo!ニュースやYouTubeなどを見て要点は知っていたのですが、それだけでは何か大事な情報が抜け落ちているような気がします。やはり原文を読みたいと思いました。

告発者、小島敏郎氏によると、4年前の騒動を鎮静化させた「カイロ大学声明」は捏造である可能性が高いこと。疑惑の火消しに焦る都知事から相談のメールが届いていたこと。解決策を提案したところ、都知事が喜んでいたこと。そして隠蔽工作を補佐した人物がおり、その一人が千代田区長に就任したことまで書かれていました。

この告発文最大のポイントは駐日エジプト大使館のFacebookに掲載されたカイロ大学の声明文です。これはカイロ大学が書いたものではなく、小池都知事のブレーンで元ジャーナリストA氏が「小池都知事に頼まれ自分が書いた」と告白したという部分。

私たち日本人の感覚としては駐日エジプト大使館のFacebookがウソの情報を流すことはないだろうと考えるところですが、どうやら中東の常識は少し違うようです。

そして、この告発文の後に都知事のカイロ大学時代の友人が都知事の疑惑を追撃します。しかし、この友人の告発(手紙)は「女帝 小池百合子」とほぼ同じ内容でした。本を読んだ人であれば、目新しい事実はありません。

この一連の報道や出版物を見る限り、店主は都知事の学歴詐称は事実であり、それを隠蔽したことも間違いないと思いました。やはり都知事から明確な反論が出ていないというところがポイントです。卒業証書を提示したり、カイロ大学から正式な発表があれば明確な反論の証拠となるはず。なのに、それをしないではぐらかしているわけですから。

最近は行き過ぎた週刊誌の告発を問題視する人が少なからずいると思いますが、この事件に関してはそういった否定的な意見を語る人はいないのではないでしょうか。

また、個人的な感覚ですが、過去にこの学歴詐称事件を追求してきたマスコミは、都知事の反論を信じたというよりも、突然口を噤んでしまったような気がします。今考えれば、そこに何か大きな力が働いたのかもしれません。

最後にまとめとして店主の予想を書くと、今回もこの都知事の学歴詐称問題が白黒ハッキリすることはないだろうと考えています。マスコミは沈黙し、追撃する者は霧のように消えるでしょう。だからこそマスコミや政治家に期待せず、この問題について日本国民が1人1人が考えて自分の意見を持つべきだと思いました。

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