猫夫

1949年生まれ、片足をガン箱に突っ込んんでいる爺さんです。好物はプリン体の原料、趣味…

猫夫

1949年生まれ、片足をガン箱に突っ込んんでいる爺さんです。好物はプリン体の原料、趣味は惰性で行っている切手収集・自転車でのポタリング・ミニカー収集とここに記載・下手だが好きなJazzの鑑賞とライブ演奏とその後の反省会という名の宴会です。

マガジン

  • モデルカーあれこれ

    モデルカーは実車を単に縮めたものではありません。斜め上方から眺めて、実車の雰囲気を楽しむのと同時に、雑誌の写真には写っていなかった部分を見て、新たな発見ができる物です。その歴史を調べ、考察を付けて、将来それを読み返し、場合に寄っては書き直すのも醍醐味の一つです。 私の楽しみの一端をご覧ください。

記事一覧

レアモデル列伝-35:自分的にはレアなTOYOTA Racing

 TOYOTAの実車は過去に3台を乗用。最初学生時代に1台を譲り受け、結婚後2台を購入、実家には2台があったので、あながち珍しい分けではないが、ミニカーモデルは結構少なく…

猫夫
5日前
2

事実は小説よりも奇なり-22 Ferrari再優勝までの長い道程

 2023.06.10〜11、Le Mans 24h Centenary Race、長距離レースの最高峰「ルマン24時間レース」は1923年に始まり2023年のこのレースは100周年の記念レースとして特別な意味…

猫夫
12日前
6

事実は小説よりも奇なり-21  Penskeスポンサーの遍歴

 趣味のChaparral収集は白い車、その中に黄色のChaparral 2Kを見た。白と異なる黄色がどの様な理由で採用されたかは不明であるが、所謂Pennzoilカラーであるためらしい。…

猫夫
1か月前
5

異能β-16:  2024年Indy 500に期待を込めて

佐藤琢磨が2010年よりIndyに挑戦して大分経つ。  2010年2月KV RacingよりIZOD Indy Car Series(アメリカのミッドレンジ衣料品会社)に参戦することを発表。このシーズンは…

猫夫
2か月前
12

レアモデル列伝-34:やっと入手できたMirage M2

 2023.11.05、「事実は小説より奇なり-18:私がGulf収集を止めた理由」を「note」に入稿した。  その中に、Mirage M2が入手出来たらGulf収集を止めようと思っていたと書…

猫夫
4か月前
8

事実は小説よりも奇なり-20:  Spark製Chaparralー1

 ミニチュアカー(ミニカー)を集めていて不思議に思っていた一つが、Sparkから白いChaparralが発売されていないことであった。ChaparralはFerrari同様に版権が厳しいとの…

猫夫
4か月前
9

事実は小説より奇なり-19:圧倒的に知名度が低いGRD S73

 日本ではまだしも、海外では圧倒的に知名度が低い(と思われる)GRD S73。1971年にGroup Racing Developments:GRDとして設立された英国のRacing car contractor。  Tea…

猫夫
4か月前
6

事実は小説よりも奇なり-17:私がGulf収集を止めた理由

 Gulf収集は10年程前にカーモデル収集の初期から始めていて、今は何台もっているか分からない程。2022.09.04に購入したMirage M1が最後のモデル。  1969年に走ったMirag…

猫夫
6か月前
3

事実は小説よりも奇なり-17:Gil de Ferranの駆ったPENNZOIL CART Car

 Gil de Ferranという名前を見て、あるいはジル・ド・フェランという名前を聞いて、「ああ、彼か」と思いつく人はレース関連を生業にしている人でもそう多くはいまい。 …

猫夫
6か月前
2

重箱の隅をつつく-18:2台のFord GT MK-IIの出来栄え

 昨日、新たなFord GT MK-IIのモデルを購入した。モデルは既にSpark製(SP)で持っているが、好きなドライバーであるMark Donohueの駆った車であったので、買わざるを得なか…

猫夫
6か月前
3

異能β-15:  John Simonsって誰 !?

 モデルカーを集め始めたのは遙か昔、その後結構な期間のブランクがあって、 10年程前から収集の泥沼に嵌り出した。  まだその頃の収集はミスタークラフトで5,000円から…

猫夫
7か月前
2

重箱の隅をつつく-17: Ford GT MK-II  プロトタイプからGTに

 モデルカーを趣味としている多くの方々は2020年1月に公開されたFord vs Ferrariを映画館やDVD等で見たと思います。  1964年にFord MK-1、64年頃は単にFord GTとだけ言…

猫夫
7か月前
10

レアモデル列伝-33: Ford GT40 Roadster(Spyder)

 23.09.09 ある大手モデル販売会社から在庫一掃のセールがあり、Spark(SP)のFord GT40 Roadster(Spyder)を入手した。  1967年のスパ1,000kmで 6位入賞したモデル。  オ…

猫夫
7か月前
3

レアモデル列伝-32 種々の本に1枚の写真もない(?)モデル

 Can Amを含めレース関連の洋書は数十冊以上所有している。その中には優勝はおろか上位入賞もない車なのにどの本にも1枚は写真が載っているモデルが何台かある。  例えば…

猫夫
8か月前
2

異能β-14:  キャプテン・ナイスって誰 !?

 ある有名ドライバーの別名。キャプテン・ナイスとは1967年頃、アメリカのテレビドラマの主人公。丁度その頃のアメリカ・レース界に結構な速さでレースを席捲したドライバ…

猫夫
9か月前
3

レアモデル列伝-31:   自分的には珍しい1/18モデル

 自動車モデルの収集は1/43がメイン。時に1/18を購入することもあるが、それは非常に気に入った車で細かいところまで知りたいがため、とは言えフルパカモデル(ドアやボン…

猫夫
9か月前
5
レアモデル列伝-35:自分的にはレアなTOYOTA Racing

レアモデル列伝-35:自分的にはレアなTOYOTA Racing

 TOYOTAの実車は過去に3台を乗用。最初学生時代に1台を譲り受け、結婚後2台を購入、実家には2台があったので、あながち珍しい分けではないが、ミニカーモデルは結構少なく、それがレアの所以である。

 2024.04.29.「note」に「事実は小説よりも奇なり-22:Ferrari再優勝までの長い道程」を記載した。これは元々2023年のLe Mansを中心に書こうと思っていたが、モデルの発売がバ

もっとみる
事実は小説よりも奇なり-22 Ferrari再優勝までの長い道程

事実は小説よりも奇なり-22 Ferrari再優勝までの長い道程

 2023.06.10〜11、Le Mans 24h Centenary Race、長距離レースの最高峰「ルマン24時間レース」は1923年に始まり2023年のこのレースは100周年の記念レースとして特別な意味をもっていた。そこでの勝利は歴史に名を残す絶好のチャンスであり、自動車メーカーは元より主催者にとっても重要な意味を持ったレースであった。

 このレースではトンデモナイ事柄が急遽発表されたが

もっとみる
事実は小説よりも奇なり-21  Penskeスポンサーの遍歴

事実は小説よりも奇なり-21  Penskeスポンサーの遍歴

 趣味のChaparral収集は白い車、その中に黄色のChaparral 2Kを見た。白と異なる黄色がどの様な理由で採用されたかは不明であるが、所謂Pennzoilカラーであるためらしい。それが理由でPennzoilカラーのモデルカーも収集をしている。

 2024.03.10にeBayで落札し、2024.03.25入手したLola Pennzoil 1991 No.4 John Andretti

もっとみる
異能β-16:  2024年Indy 500に期待を込めて

異能β-16:  2024年Indy 500に期待を込めて

佐藤琢磨が2010年よりIndyに挑戦して大分経つ。
 2010年2月KV RacingよりIZOD Indy Car Series(アメリカのミッドレンジ衣料品会社)に参戦することを発表。このシーズンは大した記録は残していない。

 2013年4月Indy Car Series第3戦のLong BeachでA.J.Foyt Racingから参戦、Indy Carによる初優勝を記録した。

 20

もっとみる
レアモデル列伝-34:やっと入手できたMirage M2

レアモデル列伝-34:やっと入手できたMirage M2

 2023.11.05、「事実は小説より奇なり-18:私がGulf収集を止めた理由」を「note」に入稿した。

 その中に、Mirage M2が入手出来たらGulf収集を止めようと思っていたと書いた。そのモデルが遂に入手できたのだ。

 それは、23.11.06(前述の翌日)のeBay、他のモデルを探していたが、eBay側から参考出品された物の中にあったのだ。

 Gulf Mirage(単にM

もっとみる
事実は小説よりも奇なり-20:  Spark製Chaparralー1

事実は小説よりも奇なり-20:  Spark製Chaparralー1

 ミニチュアカー(ミニカー)を集めていて不思議に思っていた一つが、Sparkから白いChaparralが発売されていないことであった。ChaparralはFerrari同様に版権が厳しいとの噂を聞いたことがあったので、コスト等の問題で製作の権利を取っていないのだと理解していた。しかし黄色のChaparralはあるではないか、1980年のIndy 500優勝車の版権は黄色に塗られたPENNZOILか

もっとみる
事実は小説より奇なり-19:圧倒的に知名度が低いGRD S73

事実は小説より奇なり-19:圧倒的に知名度が低いGRD S73

 日本ではまだしも、海外では圧倒的に知名度が低い(と思われる)GRD S73。1971年にGroup Racing Developments:GRDとして設立された英国のRacing car contractor。
 Team LotusがF-1に専念するため、市販用レーシングカー製造部門が閉鎖され、その部門で働いていたスタッフの大部分がこの新たなcontractorに移動した。

 Race関係

もっとみる
事実は小説よりも奇なり-17:私がGulf収集を止めた理由

事実は小説よりも奇なり-17:私がGulf収集を止めた理由

 Gulf収集は10年程前にカーモデル収集の初期から始めていて、今は何台もっているか分からない程。2022.09.04に購入したMirage M1が最後のモデル。

 1969年に走ったMirage M2 BRMが発売されたら、それを最後にGulf収集は止めようと思っていたが、いつになったら発売されるか分からない。
 その間にトンデモ・ガルフが結構発売されていて、自分の嗜好と異なるので止めることに

もっとみる
事実は小説よりも奇なり-17:Gil de Ferranの駆ったPENNZOIL CART Car

事実は小説よりも奇なり-17:Gil de Ferranの駆ったPENNZOIL CART Car

 Gil de Ferranという名前を見て、あるいはジル・ド・フェランという名前を聞いて、「ああ、彼か」と思いつく人はレース関連を生業にしている人でもそう多くはいまい。

 モデルカーレーシング(今のスロットカー)が始まった頃、表題のステッカーは色々な車に貼ってあった。彩としては良いが何の事か分からず貼り付けたのは、単に見栄えだけだったが。

 Wikipediaによると、Gil de Ferr

もっとみる
重箱の隅をつつく-18:2台のFord GT MK-IIの出来栄え

重箱の隅をつつく-18:2台のFord GT MK-IIの出来栄え

 昨日、新たなFord GT MK-IIのモデルを購入した。モデルは既にSpark製(SP)で持っているが、好きなドライバーであるMark Donohueの駆った車であったので、買わざるを得なかった。

 さて、今回のモデルは自身では初めてのEIDOLONE(EI)の製品、これを発売しているMake upでは過去結構な数のモデルを購入しているが、EIDOLONEは高価なので一寸触手が動かなかった。

もっとみる
異能β-15:  John Simonsって誰 !?

異能β-15:  John Simonsって誰 !?

 モデルカーを集め始めたのは遙か昔、その後結構な期間のブランクがあって、
10年程前から収集の泥沼に嵌り出した。

 まだその頃の収集はミスタークラフトで5,000円から10,000円程度がメイン。
大手のMinichamps、Spark、TSM、LookSmart、EBBRO、Best等の製品。段々精密で、珍しいモデルを探す内に青山のメイクアップに行く様になったが、価格は安価で20,000円前後

もっとみる
重箱の隅をつつく-17: Ford GT MK-II     プロトタイプからGTに

重箱の隅をつつく-17: Ford GT MK-II  プロトタイプからGTに

 モデルカーを趣味としている多くの方々は2020年1月に公開されたFord vs Ferrariを映画館やDVD等で見たと思います。

 1964年にFord MK-1、64年頃は単にFord GTとだけ言われたが、MK-IIと共にMK-IVが現れてから違いを示す意味でIやIIとされた。初期のPCを用いて設計された様だが、実践的では無く、日々改良されたが様々のレースに出て予選は早くともリタイアが多

もっとみる
レアモデル列伝-33:               Ford GT40 Roadster(Spyder)

レアモデル列伝-33: Ford GT40 Roadster(Spyder)

 23.09.09 ある大手モデル販売会社から在庫一掃のセールがあり、Spark(SP)のFord GT40 Roadster(Spyder)を入手した。
 1967年のスパ1,000kmで 6位入賞したモデル。

 オープントップで2座の車を一般にはRoadsterと呼び、イギリスやドイツでは好んで使われている名称。
 Spyderは主にイタリア車に使われているオープントップ車。元々、イギリスで

もっとみる
レアモデル列伝-32  種々の本に1枚の写真もない(?)モデル

レアモデル列伝-32 種々の本に1枚の写真もない(?)モデル

 Can Amを含めレース関連の洋書は数十冊以上所有している。その中には優勝はおろか上位入賞もない車なのにどの本にも1枚は写真が載っているモデルが何台かある。
 例えばCaldwell D7「レアモデル列伝-9:Sam Posey & Caldwell D7」、例えばMatich SR3「レアモデル列伝-6:Matich SR3 Frank Matich Can Am 1967」、Can Am参戦

もっとみる
異能β-14:  キャプテン・ナイスって誰 !?

異能β-14:  キャプテン・ナイスって誰 !?

 ある有名ドライバーの別名。キャプテン・ナイスとは1967年頃、アメリカのテレビドラマの主人公。丁度その頃のアメリカ・レース界に結構な速さでレースを席捲したドライバーがいた、そのドライバーMark Donohueの綽名。

 日本Can Amで来日した時、Auto Sportsの誌面には「名手ウォルト・ハンスゲンの弟子として60年代半ばに台頭、66年に新興ペンキー陣営にエースとして加わる。 (中略

もっとみる
レアモデル列伝-31:   自分的には珍しい1/18モデル

レアモデル列伝-31:   自分的には珍しい1/18モデル

 自動車モデルの収集は1/43がメイン。時に1/18を購入することもあるが、それは非常に気に入った車で細かいところまで知りたいがため、とは言えフルパカモデル(ドアやボンネット・トランク等が開く)はモールドが甘くなるので11台中2台のみ。

 今回12台目の1/18モデルを入手した。
 1965年のIndyを走ったのDan Gurneyの1/43 YAMAHA Specialを2020年に入手したこ

もっとみる