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思索メモ・(自己奉仕バイアスとポンコツ原理主義)

 「茂木健一郎の脳の教養チャンネル」で、茂木博士が「ポンコツ原理主義」を提唱されていた。

https://youtu.be/j-Jwf0pnW4I

 「ポンコツ原理主義」とは、歴史上の大天才から、ノーベル賞級の科学者まで、あらゆる人間を
" ポンコツ" だと定義することで、尽きない自己改善と、謙虚さの重要さを示している。
 博士のこのアイデアが、ロルフ・ドベリ著『think clearly』で語られている考え方と共通点がある。
 この本では、49章と50章と51章で謙虚心のエッセンスが語られている。具体的には、「自分を重要視する度合いが低ければ低いほど人生の質は向上する。」なぜなら、一に、「自己奉仕バイアス」が防げるからだとある。ポンコツ原理主義の内容と微妙に近いように思えた。
 また上の著作の50章では、フォーカシング・イリュージョン、デネットの意図スタンスとマッド・リドレーの著作の引用を軸に、偉人崇拝をしないほうがいいことがアドバイスされている。まさに偉人崇拝の否定(偉人=ポンコツ)とがリンクしており、この章のメッセージも「ポンコツ原理主義」のメッセージと近いように思える。 


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