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地球温暖化時代を生き抜く Ⅲ               ♦逆説的解決編♦ 気候変動に捉われ希望を失ってはいけない              

黒豹コメント:

長年、地球温暖化問題に取り組んできてたどり着いた、自分なりの境地をご紹介したいと思います。

「解決」と題しておりますが、
温暖化を止めるための方法論ではありません。

結論から言えば、意見の対立を生み出す温暖化の原因や、悲観的な人類の未来などに捉われることなく、人間は今、その一瞬、一瞬を、希望を持って生きて行くことが大切なのだというところに行きつきました。

40年以上に渡り地球温暖化防止につながる仕事(半導体工場の省エネ設計、企業の環境ISO構築、環境マネジメントシステム審査・コンサルティング、自治体の環境行政、社会人・小中学校対象環境講演など)に携わってきましたが、最近になり、二酸化炭素が人間の幸福と密接なつながりを持つ現代の社会・経済システムにおいて、ストイックに脱炭素を目指すことに限界を覚えました。
もう一つは、次世代のために脱炭素を目指そうという発想は、響きは心地良いが、今世紀・現実を生きる人々、特に少年少女や若い世代にとっては酷な話ではないでしょうか。

★気候変動だけにとらわれると、大切な夢や希望を見失うことがある★

その後、様々な地球文明に関する哲学書をひもとき、温暖化は哲学者・デカルトの時代にその端を発するもので、人類が築き上げてきた文明と表裏一体となる必然的なものだということに思い至りました。

それまで社会派の小説を書いてきて、大それた言い方で恐縮ですが、温暖化問題は文学の力で突破口を見出せるのではないかとひらめき、温暖化をテーマにした小説を書き始めました。
 
拙作ではありますが、SF長編2作を完成させました。内容は、温暖化を止めようとする啓蒙小説ではありません。すべてを受け入れた上で、それでも人間はプライドを忘れず、ありのままの人間として生きる希望を持ち続けることが大切なのだということを言いたかったのです。

この小説を書く上で、また、書く原動力として、絶えず心に描き続けたことがあります。それが今回のテーマの一つなのですが、通奏低音として意識したのはロックミュージックでした。

音楽は時に、心の琴線に触れ、鳥肌が立つような感動を生み出します。
ジャンルは、たまたま私の世代がロックだったということで、
ヒップホップでもラップでもいいのです。
もちろん演歌でもクラシックでもかまいません。

歌や音楽は人種を超えて、人間の優しさを引き出し、
希望の光を見出す力を持っております。

ちなみにこの小説を書くときによく聴いたロックミュージックは、レッド・ツェッペリンの伝説的ヒット曲「天国への階段」でした。

レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジは、ジェフ・ベック、エリック・クラプトンと並ぶ世界の3大ギタリストと言われております。

以上となりますが、筆者がたどり着いた境地は、決して脱炭素活動が無意味ということではありません。
いかなる場合も、人間は希望を持ち続けることが何よりも大切なのだという、何事にも捉われない心の在り方です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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