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多様性教育を始めたきっかけ

こんにちは!
Bridge Projectの内山唯日(うちやま ゆいか)です。
22歳までイタリアのローマで過ごし、大学院は中国、4年前に日本に来ました。多様性教育ファシリテーターとして、多様性の理解を促すワークショップを実施しています!

ブログを始めた理由

多様性への理解を促す情報を発信したい!というのが一番です。
今までは主にインスタグラムに多様性に関する内容を投稿していたのですが、「文字数多いし、ブログの方がいいんじゃない?」と周りから何度も言われ、ブログを初めてみることにしました!ちなみにインスタはこんな感じ!bridge.project.japan で検索!

Bridge Projectを始めた経緯

今回は、私が多様性を扱う活動を始めた経緯やきっかけについて書いてみたいと思います。
私はイタリアと日本のルーツを持っていることがきっかけで、小学生の頃から多様性、特にマイノリティに関心があり、「大人になったら、異なった人々を繋げる橋になりたい」という夢がありました。
その影響もあってローマの大学ではアジアの言語と文化を専攻し、中国に短期留学をした際には少数民族の文化や宗教に強く惹かれました。そのため、廈門大学大学院に入学し、イ族の宗教の研究や移民人類学、応用人類学の勉強に没頭しました。

イ族の子供たちと

そして、2015年にヨーロッパで難民危機が訪れた際には、故郷ローマにて移民・難民の受け入れを行うNPOでフィールドワークを実施し、移民の適応過程におけるNPOの役割を研究しました。そこで初めて、マイノリティの支援やサポートは重要ではあるものの、マジョリティに対して多様性に関する啓発活動を行わない限り、誰もが住みやすい平等で寛容な社会にはならないということを実感し、そのような社会を築き上げる方法を探し始めました。

難民支援団体で移民・難民の方と一緒に演劇をした時の様子

そして私が出会ったのが学習者中心で、結果よりもプロセスを重視する「ノンフォーマル教育」でした。Erasmus plusというEUのプログラムに参加し、イタリア、ドイツ、イギリスなどで多様性教育及びノンフォーマル教育のトレーニングを受け、「これが私の感じている社会課題の解決法だ」と深く感じました。

ベルリンで参加したワークショップ


その後、2019年に来日し、教育関係の仕事を始めましたが、外国ルーツの子どもに日本語を教えるようになると、イタリア同様マジョリティ向けの多様性教育が不足していることに気づきました。外国ルーツの子供たちに日本語を教えることはできても、「クラスの他の子供たちは異なる文化や習慣をどれ程理解できているのかな」「この子たちが住みやすい社会を作れているのかな」という疑問が生まれました。

そのため、2020年12月にBridge Projectを立ち上げ、Instagramでの情報発信からスタートし、2021年3月からはワークショップを実施するようになりました。京都府国際センター、箕面市国際交流協会、国際交流協会ネットワークおおさか、甲南大学、パナソニックセンターなどで多様性教育ワークショップを実施すると同時に、多様性に関してディスカッションを行う「Bridge Project Community」の運営、そして「光のお祭りハヌカ」などの異文化理解イベントを手掛けています。

フォーラムシアターの様子

一人一人が自分らしく、幸せに暮らせるように。多様性を認め合える社会を目指して、これからも活動をしていきます。
応援よろしくお願いします!


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