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乖離と呪縛

心は離れている

離れた心は戻ることなど無くそれは自己であろうと他者であろうと同じ

無理に戻そうとすることに何の意味も無い
自分の心でさえそうなのに他人の心など動かせるはずもない

それでも離れてしまうことを受け入れられず
そこに残された心は行き先を見つけられず彷徨い歩く
いつの日か寄り添っていたはずの心を
いつまでも探す

『あなたと私は乖離している』

そう、もうここにはいないのだ

いつまでも捉われ離れられず自らを縛る

自らの呪縛




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