時にはシネフィルな夜「色の街」
以前、オレはアマプラの映画配信の特徴を旧い映画ラインナップが豊富と書きました。
オレには、さらにもう一ついいなと思うところがアマプラの映像配信にあります。
それは、インディーズ寄りの日本の短編映画などもさりげなくあること。
今日の末尾リンクのこの作品も全編で30分というショートムービー。
冒頭のつかみの部分が、オレに対しての個人的なインパクトに欠けるのか、オレは観ようと思ったはいいものの、実は最初の2回は気づくと寝落ちしてしまったので、実は作品を最後まで見通すのに少し手間取ってしまったのですが、通しで観終えられたら、結果的にかなりよかった印象。
高校生男子と大学生男子のボーイミーツボーイ話(とはいえ、ジャンル的にはBL話ではないのでご注意を)に絡めてのボーイミーツガール話という、まるで短篇小説のような掌篇文芸映画という趣き。
インディーズ作品にありがちなアバンギャルドな自主映画っぽさはそれほど強すぎないけれど、オレが寝落ちしたことからもわかるように、キャストの演技が気になるとか、人によってはハマるまでに少し難儀するかもしれないけれど、観終えることができたら、なんとなく胸の奥がジワる物語。
登場するヒロイン役の女のコの後日譚とか、過去の設定の謎解きとか、一度観終えたにしても、さらに気になるところが後からいろいろ湧いてくる作品です。
何だろう? 胸の奥に長く残るこの、わかるようでわからない、もやもやジワる不思議な感覚は…。
とりあえず、人を選ぶ作品だからね…とだけは言っておきましょう。
https://sapporopurearu.wixsite.com/ironomachi
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