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お盆とあの世

お盆ですね!
フォロワー数30人くらいを誇る、私クリオネはまだまとまった休みを取れずにいます。

みなさま暑さで体調を崩していませんか?
冷たいものを飲みすぎたり、久々の親族の集いでお酒を飲みすぎたりしてませんか?

飲みすぎるのはしかたありません、酔っ払わない程度に酔っ払いましょ。

さてさて、表題にあるとおり、お盆とあの世について。
まったくスピリチュアルな話ではないので、スピリチュアル系をお望みの方は期待はずれかもしれませんね。

クリオネの真面目な話が好きでない人も期待はずれかもしれません。

それでも興味があれば読んでいただければ幸いです。

呑んで食べて踊ってお盆

お盆、ご先祖さまが帰ってきます。
みんなで集まって、楽しく過ごします。

実際にいる人数では食べきれないほどご馳走を作ったり、お酒を用意したり、故人の好きだった嗜好品、タバコとか果物も用意されることもあります。

なんせ、ご先祖さまが帰ってきます。
実際に会ったことのあるご先祖さま、会ったことのないご先祖さま、たくさんきます。

ふっと小さな風がなにかをゆらしたり、ロウソクの火の中に、部屋に入ってくる香りの中に、ペットの鳴きかける部屋の片隅に、私たちはその存在を感じるのです。

すごくステキなこと。故人が、彼らの一部であった我々の中にずっと生きていて、私たちはそれを感じることができる。

天国からやってくる故人、我々の中に生きている故人、その全てを迎え入れ、ともに過ごしましょう。
あなたに会わせることのできなかった新しい命、新しい家族、全てご先祖さまと繋がっている。それを感じる季節。それがお盆。

地域によってご先祖様を派手に迎えたり、しんみりふたたび送り出したり、いろいろなお盆。

1年の中の夏の、ごく短い、たった2週間くらいの、太陽がもっとも強く日本を照らす季節。
その季節に毎年改めて親族が集います。(時期については地域差あり)

あの世の捉え方。国立歴史民俗博物館(千葉県)

私の好きな場所に、千葉県にある佐倉市の国立歴史民俗博物館があります。
この施設、通称【歴博】は本当に素晴らしい博物館。見るだけじゃなくて、実際に体感できることが多い。
歴史の展示から、戦争や近代について、妖怪や霊や恐怖など見えないもの存在、展示は多岐に渡ります。

5度くらい訪れたかな。成田空港で飛行機に乗る場合、この場所を訪れることがあります。というのも大好きな言葉が展示の中にポツンとあるからです。

暗記しているわけではないので、正確に記述できませんが、そこにあるのはこんな感じの言葉

【人はいつか亡くなります。亡くなるともう会うことができません。でもそれでは悲しすぎるから、我々はあの世を作りました。そして、故人と会う機会を作ったのです。】

いろんな考えがあって、賛否両論あるでしょう。

でもあの世が必ず天高い場所にあるとはいいきれない。あの世とは私たちの中にあるのかもしれない。
だからご先祖さまは私たちのなかに、すぐそばにいてくれる。
こう考えることもできます。
あの世の所在地など、生きてる私たちにはわからないのですから、あの世が私たちの中にあると考えることは不自然なものではないのですね。

成田空港が出てきました。話はそれますが、成田山新勝寺、およびそこに至る参道もよく立ち寄る場所。
成田山新勝寺の正門から入っていって、右手側の奥に広がる公園のような広い場所があります。正式には成田山公園。池があったり、小さな滝があったり。
すごくおすすめです。
総門から入り、大本堂のあるエリアの倍くらいの広さの公園が奥にあります。
静かな空気、塔や堂もいくつかあります。

ご先祖様に恥じぬよう、という判断基準

ある外国の方、クリスチャンの方に聞かれたこと。
多くの日本人のように、神(唯一神)への信仰のない方は、最後の理性を保つ判断基準はどこにあるのですか?

新渡戸稲造さんは武士道と答えました。

武士道の他にわかりやすい答えとして、我々はいつもそばにいる、あるいは私たちの中にいるご先祖さまに恥じぬ決断をしていると答えることもできます。

亡くなり仏様となると考える人もいるだろうし、いろんな考え方があって然り。

この考え方がベースにあることを頭に入れておくと、日本人が閉鎖的な考え方をしがちと言われることの多くに納得ができるようになります。
良いところもあれば悪いところもあります。

これについてはまたいつか機会があれば書きましょう。

飲み過ぎ注意

さてさて、最初にも書きましたが、飲み過ぎ注意な季節でもあります。

日本酒もワインもある側面で神様への捧げもの的な意味合いを持っていますから、おめでたい時によく飲まれます。

神事に欠かせないものなのです。お盆もしかり。

みんな楽しくここぞとばかりに飲みます。ご先祖さまと飲むといった大義のもとに。

飲みすぎると酔っ払い、気を失います。

神さま仏さまに愛想を尽かされるわけです。

あなたのお酒はめでたい神事の意味合いを失うのです。

あなたは酔いすぎで気を失います。

これを失神と呼びます。

どうか、せっかくのステキな場を乱さぬように、楽しく酔っ払いましょう。

では、今日もステキな一日を!



本日も【スナック・クリオネ】にお越しいただいき、ありがとうございます。 席料、乾き物、氷、水道水、全て有料でございます(うふふッ) またのご来店、お待ちしております。