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コーヒー屋・カフェ開業の資金調達方法

コーヒー屋を開業する際には、お金が必要です。ただし、前もってお伝えしておきたいことは、それほど大金がなくてもお店を開業することができるということ。

開業の準備がストップしてしまう原因の1つにお金についての課題があります。「どれくらい必要なのか」「どうやって準備すればいいのか」「そんなに大金は準備できない」などお金の問題で開業を諦めてしまう場合も多いです。

私の場合は、最初のお店は自己資金30万円・借入金300万円で開業しました。これはなけなしの貯金と「これぐらいだったら、店が失敗してサラリーマンに戻っても返せるだろう」という金額の借入をして開業したしました。

今回は珈琲屋・カフェ開業の際にどうやってお金を準備するかを解説していきます。



★開業費用の内訳

開業費用を大きく分けると「自己資金」と「借入金」というものに分かれます。自己資金はその名前の通り、自分で用意したお金のこと。借入金は銀行や日本政策金融公庫など、事業用にお金を貸してくれるところに申請して、貸してもらうお金のことです。

開業の際には多くの場合、どちらも併用して行う場合が多いと思います。どちらが良いというものでもありませんので、自分の状況や考え方に合わせて最適なものを選ぶと良いでしょう。

①自己資金

これはあらかじめ自分で開業のために貯金してきたお金や親戚からの援助で集めたお金です。開業という目標に向かってコツコツ必要なお金を蓄えていくことで、計画的に開業を進めることができますし、自己資金が多いと借入が少なくて済むので、もしお店がうまくいかなくなった場合でも、それほどダメージが少なくて済みます。開業費用全体の30%〜50%くらいが目安になりますが、私の場合は全体の10%ほど自己資金で開業しました。

②借入

銀行や日本政策金融公庫などから融資を受けて用意するお金のことです
。申請にあたり起業計画書や売上計画書などをまとめ、「借りたものをしっかり返せる人間です」という信頼性を高めることが重要です。

③クラウドファンディング

最近ではクラウドファンディングプラットフォームを利用して、開業費用を多くの人から小額ずつ資金を募る場合もあります。そのメリットとしては、開業前からファンを作ったり、応援してくれる人を集めることができることです。返礼品として商品や食事券などを用意して、投資を募ることができます。

④政府の助成金や補助金:

地域や業種によっては、政府が提供している助成金や補助金があります。地元の商工会議所や地方自治体の経済部門に相談してみましょう。

まとめ

このような形で、開業に向けてお金を準備していきます。「どの方法が1番良い」ということはなく、自分にあった用意の仕方を選択する必要があるかと思います。

自己資金として貯めることができれば、もしも失敗した場合でも借金を背負うなどのリスクは少なくて済みますが、開業までにかなりの時間がかかってしまう場合が多いです。

また親戚や他の人から出資してもらった場合には、その返済計画はどうするのか?もしうまくいかなかった場合はどうなるか?うまく軌道に乗った後に、何か言われたりしないか?などお金のトラブルには充分注意する必要があります。

私自身はこれまで「自己資金+日本政策金融公庫」「自己資金+銀行」という形で開業費用を準備しましたが、金利や借りやすさなどの観点から、「自己資金+日本政策金融公庫」の組み合わせがおすすめです。

ぜひご自身に合った資金調達方法を検討してみてください。

また詳細を知りたい場合や個別に相談したい場合は、お試しコンサルティングも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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