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美術館log.07 ロイヤルコペンハーゲンと北欧デザインの煌めき

横須賀美術館で開催されている日欧プライベートコレクション ロイヤルコペンハーゲンと北欧デザインの煌めき アールヌーヴォーからモダンへに行ってきました。


横須賀美術館ははじめてです。

到着

デンマーク王国大使館とスウェーデン大使館が後援しており、19世紀から20世紀の陶磁器、銀器、ガラス器を中心におよそ200点が展示されています。

この記事では、展示されていた作品をメーカーごとにご紹介します。

ロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)

デンマーク王立磁器製作所を起源とするロイヤル コペンハーゲンは、上質な磁器の生産で早くから国際的な評価を得、19世紀には技術とデザインの革新によって北欧アール・ヌーヴォーの先駆けとなりました。

美術館公式ホームページより

お皿やカップ&ソーサーのコレクションごとに
・ブルーフルーテッド
・ブルーフラワー
がそれぞれ展示されていました。
ブルーフラワーコレクションは現在製造されていないそうで貴重なアンティークを見ることができました。

テーブルセッティング①
ブルーフルーテッド

写真は撮影できませんでしたが、花瓶や図皿も展示されており、そのモチーフも多様で豊か!
トンボ、カエル、ガ、ヘビ、ゲンゴロウなど。
一見、「美」や食器の「清潔感」とは遠いようなモチーフが使われていたので驚きました。
それでも美しいのは、高い技術力とデザインによるものなのだろう。

マーガレット・サーヴィス
縁にマーガレット、持ち手にトンボやガが
用いられています。

置物も展示されており、北極熊や眠り猫、小鹿などかわいかったです。その一部をポストカードの写真でご紹介します。

眠り猫
かわいい♡
子鹿

ロイヤルコペンハーゲンは、画家ヴィルヘルム・ハマスホイの作中にも描かれていると紹介されていました。
ハマスホイは、先日のテート美術館展で別の作品を観たばかり。つながった瞬間が楽しい。

ロイヤルコペンハーゲンの公式ホームページはこちらです。↓

ビングオーグレンタール(デンマーク)

ビング オー グレンダールはロイヤルコペンハーゲンと同時期に人気を競い合った窯です。

美術館公式ホームページより

世界で最初にクリスマスプレートを創った窯でもあります。
後に、ロイヤルコペンハーゲンの傘下となりました。

鷲、花、レモン、キノコ、などのモチーフ。
ロイヤルコペンハーゲンに比べて花瓶などはより造形的に作られていました。

ジョージ・ジェンセン(デンマーク)

ビング オー グレンダールで陶工としてキャリアをスタートしたジェンセンは、のちに銀製品で名高いジョージ・ジェンセンを創業しました。

美術館公式ホームページより

ナイフ砥ぎ師の家庭に産まれ、貧しい時代も経験したジョージ・ジェンセン。
本展示では、銀製の食器や北欧デザインの先駆けとなるブローチ、装飾品を見ることができます。

現在のジョージ・ジェンセンの公式ホームページはこちらです。↓

テーブルセッティング②

後半は、スウェーデンのロールストランドやオレフォスの作品が展示されていました。

ロールストランド(スウェーデン)

スウェーデンには北欧最古の陶窯とされるロールストランドがあり、品格ある製品を送り出しています。

美術館公式ホームページより


オレフォス(スウェーデン)

スウェーデンのスモーランド地方では古くからガラス工芸が盛んであり、1950年代のオレフォスやコスタによる探究を経て、芸術品として高い評価を受けるようになりました。

美術館公式ホームページより

デカンタやグラスなど、繊細で洗練されたデザインのガラス工芸が展示されていました。

カフェ

併設されているレストラン「アクアマーレ」。
目の前に広がる海を眺めながら地元の食材を使ったお料理が楽しめます。
日高シェフが総料理長を務められているそうで、かなり人気で混んでいました。
待ち時間が長く、途中で断念される方もいらっしゃったので、予約してからのご訪問をおすすめします。

うまうま

屋上広場

美術館の屋上は展望台になっています。

屋上広場

自然に囲まれた美術館で、美術館の建物自体も白を基調とし、船の中から海を見るような丸いフォルムの窓も特徴的で素敵でした。

帰りには、海を見に浜辺へ。
天気にも恵まれ、波の音を聞きながらたくさんエネルギーをもらいました。
ヒーリング効果がすごい。
こういうとき、生命は海から誕生したのだと思う。

波の音が心地いい

実は、最近とてもショックな出来事があり心神喪失していました。
食欲もなく、おかげでモデル体重になりました。
まだ全く癒えたわけではありませんが、前を向かなければ。

こうしてnoteを通して、スキしてくださった方やフォローしてくださっている方にもとても励まされていました。
記事をきっかけに実際に美術展へ足を運んでくださった方もいらっしゃり嬉しい限りです。

少し話が逸れてしまいましたが、毎日海を感じられる高台の家に住むのも素敵だなぁ、なんて思いながら、日々の喧騒を忘れて充電できました。

また行きたいな。



最後までご覧いただきありがとうございました。
Instagramでもご紹介していますので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。

日欧プライベートコレクション ロイヤルコペンハーゲンと北欧デザインの煌めき アールヌーヴォーからモダンへは、2023年11月5日(日)まで開催されています。


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