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『蒼天航路』のただなかに

最近、読み始めた『蒼天航路』
どっぷり時間を溶かしてしまうのではないかと心配していたが、そうはならなかった。
というか、そうできなかった。
面白いし、先が気になって目は先を急ぐのに頭がついていかない。
自分の理解力の無さに口がすぼむ。

では、口がすぼむポイントを記す。

まず言葉が難しい。
そして、登場人物が多すぎる。
人の名前を覚えるのが苦手なワタクシは苦戦中。

髪の毛の色がピンクとか緑とか、
頭蓋骨どうなっているの?という髪型のキャラがいない。
ほぼ、髪型一緒。
あたりまえだけど。

読み進められているのは、人物によって顔が違うから。
ページを戻らなくても誰かわかる。
これは、本当に助かる。

以前、横山光輝先生の『三国志』を読んでいたが、途中から誰が誰なのか分からなくなって
そっと本をとじた。

名札を付けてほしいと本気で思った。

ワタクシの努力が足りないせいで、横山先生に意見する様な真似をして申し訳ないです。

そして「歴史の本をよく読みます」と伝えると、必ず「三国志の曹操、孫権、劉備なら誰が好き?」と聞かれて気まずい思いをさせてきた皆様、すみませんでした。

ワタクシ、やっと食い気味に「曹操ですね、魅力がエグイです!」と答えられそうです。

ただ、相手が横山先生派閥ならやっぱり気まずいかもしれません。

人物名がゾッとするシリーズで言えば、日本史は徳川家。
15代でさえも怪しくなる。
長く安寧な世を築く分、政治史での説明記述が多いので「〇〇の治世では~」が必ず出てくる。
直接、政治を仕切ってたの老中とか幹部クラスでしょ?って思っているからなおさら覚えられない。
そして、老中や幹部クラスの名前も本当は、できるだけ覚えたくもない。

けれど8代将軍:吉宗だけは大丈夫!
その大丈夫!っていうのも、松平健さんのヴィジュアルでしかないけど。


世界史では、ジェームズ&ジョージもノーセンキュー。
中国王朝の皇帝は、先生の説明を聞いてオリジナルキャラを作り出すぐらい分からなくなっていた。
今となっては、懐かしい良い思い出です。

学生時代から歴史の教科書と併用して、漫画とドラマ(大河など)を見ることも、授業理解を促すのによいかもしれません。全てを史実と思ってはいけないですが。

『篤姫』、『西郷どん』、『真田丸』、『鎌倉殿の13人』は面白かった。
そして、いまの『光る君』も楽しめている。

海外の歴史ものは、社会構造・階級社会などの文化理解に乏しいと面白い場面でさえも見逃してしまうので、ワタクシには難易度が高め。

『チャングムの誓い』や『エイラク』ぐらい話を膨らませてもらうと見続けられるけど、もはや学習ではなく、娯楽の一つだと思った方がよさそう。

話を戻して
『蒼天航路』の曹操孟徳は現在、黄巾の乱を鎮圧するため潁川(えいせん)で戦っている。
曹操は、初陣なのにずっと笑ってる。
漫画を読むワタクシは、歴史の結末だけは知っているので口がすぼんでしまう。
けれど、どのような過程を通って魏が生まれたかは知らない。
だから、すぼんだ口は緩み口角が上がってニヤニヤする。
先は長いが、読み進めるのが楽しみだ。

『蒼天航路』の感想にもなっていない記事ですが、今日はここらへんで終わり。

ちなみに、連れ合いと『蒼天航路』の話をするときに人名:曹操と相づちの「そうそう!」が変な間を作り出すので、二人の間で人名:曹操は孟徳もしくは、もーちゃんと言っています。

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