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待ちに待った冬休み|カナダ高校留学日記 Vol.24

12月20日は、冬休み前の最後の登校日だった。

この日は午前授業+放課後のアクティビティ(カフェテリアでイベントをしたり、映画を見たり)のみで、来ても来なくてもいいよという任意の登校日。

私は風邪気味だったので休んで、登校した友達に写真や動画を見せてもらった。

冬休みは12月21日から1月2日までで、日本の一般的な冬休みよりも早く始まって早く終わる。
期間は2週間前後でほとんど同じだが、「日本の冬休み=お正月」 と「カナダの冬休み=クリスマス」という行事感覚の違いが、冬休みの時期の違いに表れているのかなと思った。

実際、冬休みは「Christmas break」と言われることも多く、クリスマスが主役の休みなのかと、ここでも文化の違いにびっくりした。

クリスマスが近づくと、どこの家でもだいたいクリスマスツリーが飾られ、家の屋根やドア、お庭などもライトアップする家も多いので、ドライブしていると溢れ出る「本場のクリスマス」感にわくわくした。

カナダで風邪をひく

せっかくの冬休みだが風邪を引いてしまい、前半はかなり退屈な日々を過ごした。

コロナではなく熱も出なかっただけ良かったものの、久しぶりに風邪の脅威を実感した。

こちらでは好まない人が多いが、やはりマスクは大事だなと感じた。

ちなみにうがいの習慣もあまり見られない。

なぜ日本では医学的に効果が高いと言われる風邪予防法がそんなに普及してないのか分からないが、カナダ人は代わりに風邪にも動じない強さを持ち合わせているように思える。

「風邪は自然治癒」のマインドセットで、咳が出ればのど飴で何とかする、鼻水が出ればビタミンCを多く摂取するなど、薬に頼ったり病院に行く人は少ない印象を受ける。ある意味健康的なのかも知れない。

ホストマザーとお菓子作り

風邪が良くなってくると、ホストマザーと一緒にバナナマフィンを作った。

ホストマザーはお菓子作りが好きなので、しょっちゅうクッキーやパン、マフィンなどを作っている。

こちらでは、料理やお菓子作りが趣味の人も日本より多い印象を受ける。

ピクルスやりんごソース、ケーキにブラウウニー、フルーツポンチなど、色々なものを手作りして、学校や親戚とのディナーなどに持ち寄る人が多い。

初めてのお菓子作りは、レシピに従っただけだがかなり上手くいき、ホストマザーにも上出来だと褒めてもらった。

プレゼントを渡しに来てくれた友達にも試食してもらい、初めてでこれはすごいと言ってもらえた。

一人暮らしを始めたら新しい趣味にできそう!

クリスマスプレゼント

日本の家族から送ってもらった小包が届いた。

懐かしい日本のお菓子をたくさん入れてくれていて、忘れかけていた故郷の雰囲気に思わず泣きそうになってしまった。

写真の他にもサトウのごはんとふりかけ、鏡餅、クリスマスカード、さらには手帳なども買って入れてくれ、最高のクリスマスプレゼントになった。

クリスマスイブには、ホストファーザーのお姉さん、お母さん、弟さんご家族、ホストブラザーが集まり、総勢14人で盛大にクリスマスをお祝いした。

またクリスマス当日には、ホストファーザーの妹さんと留学生たち、過去に受け入れた元留学生とその婚約者も来て、中国×韓国×ベトナム×日本と、アジア勢揃いのクリスマスディナーを楽しんだ。

皆で一緒にお菓子のお家も作り、充実した時間を過ごすことができた。

ホストファミリーやホストファーザーのお母さん&お姉さん、またこちらの友達からも、たくさんのクリスマスプレゼントをもらった。

日本のクリスマスとは全く違った一大イベントで、かなり体力は消耗したが、とても楽しくて明るいクリスマスを経験することができて嬉しかった。

著者:ぴーなっつ
新しい世界が見たい。新しい自分が知りたい。そんな思いから留学を決意し、長年の憧れだったカナダ・プリンスエドワード島にて10ヶ月間の高校留学を経験。留学先での新たな出会いや気付き、挫折や失敗、そして苦難を乗り越えて手にした成長など、人生を変えた10ヶ月間の日々を綴ります。