『3小節で綴る いのち』㊽~㊿
㊽ 落ち惜しむ銀杏黄葉や右左
(おちおしむ いちょうもみじや みぎひだり)
季語:銀杏黄葉(秋)
㊾ 今まさに風に溶け行く冬の蝶
(いままさに かぜにとけゆく ふゆのちょう)
季語:冬の蝶(冬)
㊿ 病室で手を握り合う二人静
(びょうしつで てをにぎりあう ふたりしずか)
季語:二人静(春)
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誰にでもいつかは訪れる「こときれる瞬間」を描いてみました。
最後は「一人静」ではなくて「二人静」が理想です。
そして、その傍らには、素敵な絵や写真に寄り添っていてほしい…。
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お蔭様で、当初の予定通り、50句全てのご紹介を終えることができました。11月1日から始まったこの連載にお立ち寄りくださった皆様、スキを押して下さった皆様、ありがとうございました。お蔭様で、途中でへこたれることなくここまで来ることができました。
もちろん、このプロジェクトはここで終わりではありません。
この後、①絵描きさんや写真家さんにコンタクトを続け、②できれば年内に全ての句について担当して下さる方を決め、③3月半ばまでに作品を提供していただき、④それから急ピッチでレイアウトを決め、⑤ゲラが上がったら絵描きさんや写真家さんにご確認いただき、⑥そしてなんとか4月27日(私の50歳の誕生日)までに句集を仕上げる、という感じで進めていきたいと思っています。
その手始めとして、今週末に、それぞれの句について挿絵や写真が決まったかどうかが一目でわかるようなnoteをアップします。そして、挿絵や写真が決まる都度そのnoteを更新し、そのnoteを見ればいつでも最新の状況がわかるようにするつもりです。
なんやかや、ここから先は水面下での作業が多くなります。皆様からは見えにくくなるかもしれませんが、どうか、句集の完成まで、胸の内でそっと応援を続けていただきたく、何卒、よろしくお願い申し上げます。
ではまた!