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Yen-kCalダイエット法

僕は大学に入学したとき50キロしか無かった。170cmで50キロなのでなかなかのガリガリである。高校生まではいくら食べてもその分消費していたので太らなかったのだ。


ところが、そんな僕は大学に入学するとすぐに太り始めた。なぜなら僕はほとんど自炊をしなかったからだ。自炊にハマっていた時期もあったのだが、だるいのですぐに飽きた。


次第に、朝はコンビニのおにぎり、昼は学食、夜は外食だったりコンビニ飯だったり学食、間食にスナックといった生活になっていった。セブンの大盛りペペロンチーノやマクドナルド、学生が集う大盛り定食屋など太る要素満載だった。


すぐに10キロくらい太った。食事だけではなく、大学生になって運動しなくなったのも効いた。
ここでダイエットの決意をした。僕は理系だったので理系らしく数学的にダイエットをすることにした。

そこで編み出したのがYen-kCalダイエット法(円キロカロリーダイエット法)だ。世界を揺るがす大発明なのだが、名前だけでは意味がわからないと思うので説明する。


・一回の食事で購入した食品の金額の合計をA円とする。
・その食品の合計カロリーをBキロカロリーとする。
・このとき、絶対にA(円)>B(キロカロリー)となるようにする。

つまり購入金額が650円ならカロリーは650キロカロリー以下に抑えるというルール。
一人暮らしの大学生として自分が1日に使う食費は1500〜2000円だったので、ルールに従うとこの金額以下のカロリーしか摂取することができない。なので自然と痩せるというものだ。

流石は国立理系院卒の俺、と思った。
毎食計算が楽しく最初は痩せた。だが、次第に食費を上げてサラダ等を買えば高カロリーのコンビニ飯もルール上クリアできる事に気がついてしまった。

食費が増えただけだった。


そんな僕はいま31歳で67キロ。順調に体重を増やしている。一時期は70キロを超えていたので大学入学から20キロ増えていたという時期もあったのだが、健康診断が悪すぎたのでさすがに運動して痩せた。


ダイエットは数学ではない。
根性じゃ!

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