マガジンのカバー画像

ヒマの過ごし方

9
運営しているクリエイター

記事一覧

"気になる状況"

GW明けて仕事山盛り。ウヘー。終わらないけど仕事を切り上げて、高円寺にダッシュで向かう。

ずっと遠からず、というか近くにいるなぁと思いながらも、なかなか会えなかった高校の同級生と誰かの結婚式以来に会いに。

高円寺駅からGoogleマップを開きながら、知らない道を進む。難なく店が見つかって、ドアを開けてギャラリーへと階段をくだると拍子抜けするくらいに友達とあっさりと会えた。そのままのヌルッと

もっとみる
甲本ヒロトとサボテン・ブラザーズと世界の終わりの魔法使い

甲本ヒロトとサボテン・ブラザーズと世界の終わりの魔法使い

僕らは何で本を開き、映画館へ通い2時間もスクリーンを見つめるのか。

「オズ はじまりの戦い」という映画がある。予告編を観て、面白そうだなーっと飛びついて観た。何せサム・ライミ監督(「スパーダーマン」は断然ライミ派、3はどうかと思うけども)であり、予告編を観るだに「サボテン・ブラザーズ」のような話だったからだ。

「サボテン・ブラザーズ」には、僕のヒーロー甲本ヒロトの大好きな映画という事で出会った

もっとみる
ジェイソン・ボーンを見て来たというはなし(とちょっとだけ父の話)

ジェイソン・ボーンを見て来たというはなし(とちょっとだけ父の話)

9年間。
前作「ボーンアルティメイタム」からシリーズ最新作である「ジェイソン・ボーン」の公開までの時間だ。小学一年生の子供は高校一年生になるし、(当時)23歳の私は気付けば32歳になってしまう時間の経ちようだ。
昨年亡くなった父がボーンシリーズが大好きで、新作が出るたびに一緒に見に行っていたのを(昨日のようには難しいが)思い出す。
10代から20代前半にかけては人並みに思春期で、友人との付き合いを

もっとみる
のにねぇ

のにねぇ

渋谷HMV&BOOKS TOKYOで見つけた、「三の隣は五号室」のサイン本を迷わずに購入。久しぶりに文学を 一気読み、 楽しかったなぁ。

部屋が主人公というか、定点観測小説とでも呼べばいいのか。長嶋有史上でも特にテクニカルな小説であろう1冊。登場人物たちのネーミング、家電製品や家の中のガジェットの変化、その移り変わり、確かにあったであろう受け取り方の変節。そういった所で、時の流れや時代の移ろいを

もっとみる
THIS NIGHT IS STILL YOUNG

THIS NIGHT IS STILL YOUNG

昨年1番自分好みの作品。
働いている書店の、今年一番売りたかった本フェアに選書した。「今年1番売りたかった」と言われてもなかなか難しいのは、基本的には売りたいと思ったものは既に売ってるから(笑)
なのでもっと売りたかったなとディグしたタイミングが微妙に遅くて、大きく出来なかったことへの反省を込めてこちらを選書したのでした。

これはクラブにまつわるガールミーツガールのおはなし。
悲しみや、悲しみ

もっとみる

夏への扉

久々に晴れた休日、洗濯機を回した。外は良いお天気で、今日は短パンとアロハシャツで過ごす。サンダルは今日で最後かなー。

もうすっかり秋なのかな。なんだかあっという間に夏が過ぎ去った気がしている。

なので、思い出野郎Aチーム「WEEKEND SOUL BAND」をポチッと再生。今年の夏のハイライトであるカクバリズムの夏祭りに、気持ちだけでもバックアゲイン!

名前は知っていたけど、あの日のリキッド

もっとみる

「プリンセスメゾン」ていう素晴らしい漫画を読んで

昔は漫画を読んでいたけど、今は読まなくなってしまったあなた。普段は漫画を読まないけど、本が好きなあなた。本も漫画も全然読まなくなってしまった、でも、本屋が好きなあなたへ。そんなあなたに、美しい筆致で僕らを魅了する池辺葵の最新刊を紹介したい。

小学館「ビッグコミックスピリッツ」編集部がお届けする無料WEB漫画サイトで連載されている本作は、

年収250万円ちょっとの主人公沼越さんが、理想の「わたし

もっとみる

1番好きな映画のはなし

1番好きな映画を聞かれた時、気分や相手によって変わる事はあっても、答えは決めている。そこに今まで「パルプ・フィクション」は含まれていなかった。
「パルプ・フィクション」は’94年のアメリカ映画で、その頃僕は小学生。当然当時は観ていない。クエンティン・タランティーノの名前を世界中に知らしめたこの映画に出会ったのは、高校時代で、ご多分に漏れず僕も気触れた。レンタルビデオ屋通いもこの作品

もっとみる

革命はいらない

銀杏BOYZのデビューアルバム2枚を買ってしまったあの日、就活に向かうはずの電車の中で封を切り、CDウォークマンにセットし、イヤホンを耳に突っ込む。気が付けば、僕は電車にどこまでも揺られて知らない街まで運ばれていた。あれはどこまで行ったんだったかな? (言うまでもなく降りるはずの駅はうしろ)止まるべき駅から遠く離れて、ひょっとしたらまだ僕は、電車に揺られているのかもしれない。

銀杏BOYZの世界

もっとみる