Hirotomo.Ohba/生産性向上・利益率向上への道

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Hirotomo.Ohba/生産性向上・利益率向上への道

ライフワークを充実させるために、日々気づいたこと、感じたこと、考えたことなど、暗黙知を形式知としてスキル・ノウハウをコンテンツ化のかたちでストックしています。 主に、製造業向け業務改善による生産性向上、利益率向上にまつわるテーマで投稿しています。ご覧頂ければ幸いです。

最近の記事

世界と比べて日本の労働時間は長いのか

海外の国々と比べると、日本の労働時間は長いと言われること多いものの、実際のところ年間休日数には大きな差はありません。 ただ、長時間労働に勤しむ労働者の多さが資料からは窺えます。 年間休日数に大きな差はない 「データブック国際労働比較2022」によると、2020年における日本の年間休日数は138日となっています。 これだけでは多いのか少ないのか判断が難しいため、他の先進各国と比較してみましょう。 同年でもっとも年間休日数が多かったのはドイツで、143日となっています。

    • 人時生産性を向上させる3つの方法

      人時生産性は「粗利益高 / 総労働時間」で算出されることから、粗利益高の増加や総労働時間の短縮によって向上することがわかります。 この点を踏まえ、人時生産性を向上させるための3つの方法を説明します。 人材配置を見直す 総労働時間を減らすために有効な手段は、人材配置の見直しです。 従業員にも業務内容の得手不得手があり、それぞれの適性に合わせた人材配置を行うことで、生産性の向上が期待できます。 例えば資料作りの業務では、PC操作が苦手な従業員と得意な従業員とでは、作業効

      • 人時生産性が注目される背景

        多くの企業で人時生産性が注目されていますが、どのような理由があるのでしょうか。 近年の社会問題である、「労働人口の減少」や「労働生産性の低さ」といった観点から述べます。 労働人口が減少している 人時生産性が注目される背景のひとつが、「労働人口の減少」です。これまでも問題となっていた少子高齢化が近年さらに加速し、日本は今、人口減少時代に突入しています。 内閣府の試算では、人口減少に伴い生産活動の中心である15歳~64歳の生産年齢人口も1995年をピークに減少しており、2

        • 人時(にんじ)生産性とは

          人時(にんじ)生産性とは、従業員ひとりが1時間でどれだけの利益を生みだしているかを表す指標です。 もともと「生産性」とは、投入量に対してどれくらいの産出量であるかを示します。人時生産性は、さらに従業員ひとりの1時間に絞った生産性を表し、この数値が高いほど短時間で利益を生み出していることになります。 主に飲食業や小売業などで用いられており、さらに部門ごとや売り場ごとに分類すると、より効果の高い分析が可能です。 人時生産性の算出には、以下の計算式を用います。 人時生産性 

        世界と比べて日本の労働時間は長いのか

          設計部品表と生産部品表の違いとは?

          設計部品表と生産部品表の主な違いは以下の通りです: 目的: 設計部品表: 製品の設計段階で使用される部品表であり、製品の構成要素や仕様、機能などを記載します。設計部品表は、製品の開発や設計プロセスにおいて使用され、製品の設計思想や機能を明確にします。 生産部品表: 製品の実際の製造プロセスにおいて使用される部品表であり、製品の製造に必要な部品や原材料、数量、調達先などの情報を含みます。生産部品表は、製造工程の計画や実行、在庫管理、調達などの業務プロセスに利用されます。

          設計部品表と生産部品表の違いとは?

          設計変更情報をどのようにして部品表に反映させるか?その手順は?

          設計変更情報を部品表に反映させる手順は次のようになります。 1.変更情報の収集: 設計変更が提案された場合、関連する情報を収集します。これには、変更内容や理由、影響範囲などが含まれます。設計変更情報は、設計チームや関連する部門から提供されることが一般的です。 2.部品表の特定: 設計変更が影響を及ぼす可能性がある部品や原材料を特定します。これには、変更される部品や関連する部品、影響を受ける製品の部品表を確認します。 3.部品表の更新: 変更された部品や関連する部品

          設計変更情報をどのようにして部品表に反映させるか?その手順は?

          部品表の精度を維持管理するには、どのように行うか?

          部品表の精度を維持管理するためには、以下の方法が有効です。 1.定期的な更新: 部品表は製品の設計や仕様の変更に応じて定期的に更新される必要があります。製品の改良や修正が行われた場合、それに応じて部品表を更新し、最新の情報を反映させます。 2.正確なデータ入力: 部品表に含まれる各部品や原材料の情報を正確に入力することが重要です。誤った情報や欠落した情報が部品表に含まれると、生産計画や調達計画などの他の業務プロセスに影響を与える可能性があります。 3.標準化されたプ

          部品表の精度を維持管理するには、どのように行うか?

          部品表の構築にどのようにしてデジタル化と統合型システムを活用するか?

          部品表のデジタル化と統合型システムの活用には、以下の手順を取ることが一般的です。 1.デジタルツールの選定: 部品表をデジタル化するための適切なツールやソフトウェアを選定します。この選択には、企業のニーズや規模、業種、予算などを考慮します。一般的な選択肢には、製造業向けのERP(Enterprise Resource Planning)システム、PLM(Product Lifecycle Management)ソフトウェア、データベース管理システムなどがあります。 2.

          部品表の構築にどのようにしてデジタル化と統合型システムを活用するか?

          部品表を用いた原価計算、原価管理

          部品表を用いた原価計算と原価管理には、以下の手順が含まれます。 1.部品表の分析: 最初に、製品の部品表を詳細に分析します。これにより、製品を構成する各部品や原材料、それらの数量、仕様、調達先などの情報を把握します。部品表の分析は、原価計算の基礎となります。 2.原価要素の特定: 部品表を基に、製品の生産に必要な各部品や原材料の原価要素を特定します。これには、部品や原材料の単価、加工コスト、運送料などが含まれます。 3.部品ごとの原価計算: 各部品や原材料の原価を

          部品表を用いた原価計算、原価管理

          部品表を用いた工程のスケジューリング、生産日程計画

          部品表を用いた工程のスケジューリングおよび生産日程の計画には、以下の手順が含まれます。 1.工程の理解: 最初に、製品を製造するために必要な工程を理解します。これには、製品の部品表を分析し、製造に必要な各部品や原材料、それらを組み立てる工程、加工工程、検査工程などを特定します。 2.工程の順序付け: 製品の部品表に基づいて、各工程の順序を決定します。これには、部品の組み立て順序や加工の手順などを考慮します。また、依存関係や作業の重複を避けるために、工程の並行化や組み合

          部品表を用いた工程のスケジューリング、生産日程計画

          部品表を用いた資材調達計画

          部品表を用いた資材調達計画は、製品の生産に必要な部品や原材料を適切な数量とタイミングで調達するための計画です。 以下に、部品表を用いた資材調達計画の一般的な手順を示します。 1.部品表の分析: 最初に、製品の部品表を詳細に分析します。これにより、製品を構成する部品や原材料、それらの数量、仕様、調達先などの情報を把握します。部品表の分析は、資材調達計画を立案するための基礎となります。 2.需要予測の作成: 需要予測を作成します。これには、過去の販売データ、市場動向、顧

          部品表を用いた生産計画の立案は?

          部品表を用いた生産計画の立案には以下のステップが含まれます。 1.部品表の分析: まず、製品の部品表を詳細に分析します。これにより、製品を構成する部品や原材料、それらの数量、仕様、調達先などの情報を把握します。部品表の分析は、製品の特性や製造プロセスの理解を深めるのに役立ちます。 2.需要予測の作成: 次に、需要予測を作成します。これには、過去の販売データ、市場動向、顧客のニーズなどを考慮して、将来の需要を予測します。需要予測は、製品の生産量を決定するための基礎となり

          部品表を用いた生産計画の立案は?

          これからの製造業における部品表の構築の仕方と持ち方は?

          製造業における部品表の構築と管理方法は、デジタル化と自動化の進展により大きく変化しています。 1.デジタル化と統合型システムの活用: 部品表の構築には、デジタル化された統合型の生産管理システムを活用することが重要です。これにより、部品表を容易に作成し、更新し、共有することができます。さらに、生産計画、在庫管理、調達などのプロセスとの統合が可能になります。 2.PLM(Product Lifecycle Management)ソフトウェアの活用: 製品開発のライフサイク

          これからの製造業における部品表の構築の仕方と持ち方は?

          生産管理の基礎情報である部品表とは?

          部品表(Bill of Materials、BOM)は、製品の製造に必要な部品や原材料をリスト化した文書またはデータのことです。 生産管理の基礎情報として、部品表は非常に重要な役割を果たします。 部品表は以下の情報を含むことが一般的です。 1.部品や原材料の名称: 各部品や原材料の識別に使用される名称や記号が記載されます。 2.部品や原材料の数量: 製品ごとに必要な各部品や原材料の数量が明記されます。これにより、製品の組み立てに必要な部品の総量が把握できます。

          生産管理の基礎情報である部品表とは?

          利益率向上のための見える化推進

          利益率向上のための見える化推進には、以下のアプローチが有効です。 1.コスト構造の長期化: 全ての費用要素を明確に解決、どの部分がコストの主な要素であるかを理解します。 これには、原材料、労働力、運送コスト、固定費などの各費用項目を詳細に分析することが含まれます。 2.売上データの分析: 売上データを定期的に分析し、収益源や顧客中心ごとの利益率を認識します。 3.価格戦略の最適化: 製品やサービスの価格設定を検討し、利益率を最大化するための最適な価格を設定します。

          利益率向上のための見える化推進

          業務効率化のための見える化推進

          業務効率化のための見える化推進には、以下のようなアプローチが効果的です。 プロセスや課題が一目で理解できるようになります。 1.タスクの進捗管理: タスク管理ツールやプロジェクト管理ツールを活用して、各タスクやプロジェクトの進捗状況を把握します。これにより、誰が何をしているのかが明確になり、業務の効率化やリソースの最適化が可能になります。 2.作業時間の暫定化と分析: 個人やチームの作業時間記録し、どの作業にどれだけの時間費や行われる時間を暫定的に決めます。これにより

          業務効率化のための見える化推進