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絶景続く室蘭の絵鞆半島外海岸を歩いてみた

夏の北海道旅中に訪れた
名勝ピリカノカ絵鞆半島外海岸
あらすじは旅記事でも書きましたが
今回は詳細を綴ってみます

そもそも室蘭を旅先に選んだ理由は
単純に行ったことない街だから🙌

訪問前、室蘭在住の友人に言うと
前に来た友人にもう行かないと
言われたくらい何も無いとこやと
前情報を得てしまった💨

けど所詮、他人の感覚でしかなく
見所かどうかは個々の感覚次第✨
なんでも楽しめる自信あるから
良いとこ見つけてみせる💪
なぜか闘志が燃え上がってしまった🤣

見所を見つけて訪れるのではなく
訪れてから見所を見つける
そのために1泊して歩いてみる
これが最近の旅スタイル😁

そんな気持ちで歩いた室蘭には
僕の感覚では見所だらけだったので
紹介も兼ねて書いてみようと思います

名勝ピリカノカとは

ピリカノカとはアイヌ語で「美しい・形」意味し、北海道の良好な自然の風致景観を持つ優秀な景勝地の総称で、国指定の名勝として保護されている。絵鞆半島外海岸(室蘭市)、九度山(登別市)、黄金山(石狩市)などがある。

文化遺産オンライン
室蘭の観光情報サイト

名勝ピリカノカ絵鞆半島外海岸には
4ヶ所の指定地がありますが
今回はそのうち室蘭駅から東側の
③、④周辺を歩いてみました🌱

①、②方面もいつか歩いてみたい
遠方なので予定は未定やけど🤣


絵鞆半島外海岸を歩いてみる

室蘭に到着したのは歩く前日
素泊まり宿だったので夕食求め
あてもなく歩き見つけたのは
個人的に好きな雰囲気の喫茶店

カフェ英国館
かに玉丼😋

喫茶店を超えるレベルで
大満足の夕食でした🙌

宿は渋めのビジネスホテル
ツッコミどころ多いけど快適で
1泊朝食付きで¥4,950なら
文句も言えない🤗


喫茶と宿の詳細は旅記事に
書いてるので興味あればどうぞ

チャラツナイ

朝は宿でしっかり食べ
旅用の荷物を室蘭駅に預け
行動食をコンビニで調達後に出発

駅近くにある道路標識に
地球岬までの距離を確認

実は今回歩いた道
ルートは事前に把握してたけど
距離やかかる時間が未知数でした😓

普段、山ならYAMAPで
車道ならGoogleで確認するが
今回はYAMAPにない登山道と車道💦
ひとまず目安で10kmとしてました

市街地と測量山が見える

市街地から地球岬方面の山道へ
細い道ながら車が多い…
みんな岬へ行くのかと思ったら
途中の墓地までで🌱そうかお盆か🙏

クネクネした道を登る

遮るものなく日差し暑いが
空と雲が綺麗やったんと
海からの冷風が気持ちよかった
さすが北海道🙌

何かのアンテナ

鉄骨で複雑に組まれた構造物と
青空と薄雲が綺麗すぎた場面

その後もしばらく起伏のある
海沿いの道を歩き急に絶景🙌

チャラツナイ展望所

展望所の看板によると
アイヌ語でチャルラセ・ナイ
滝をなしてサラサラと流れる小川
を語源とするチャラツナイ…

あれ?見えてる景色と関係ないんか🤣
語源となった川かは分からんけど
このあと川に出会いますが
その前に説明の続きを一部✏️

海上に点在する岩の中で一番大きい円錐状をしているのがムカルイソ(マサカリ岩の意)と呼ばれるもので、この岩には『天地創造に際しコタンカラカムイ(天地創造の神)は、クワとマサカリと石づちを使った。すべてが終わった後これらの道具を捨てて天に帰った。道具は腐るにつれて魔人や悪い水になったが、マサカリだけは重たいため魔人にもなりきれず、そのまま岩になった』というアイヌ伝説がある。

現地の看板

地球岬

ここまで車道を歩いてきたが
地球岬までは緑地散策路を歩く

距離的には車道が短いが
面白みに欠けるので🤣

散策路に入ると緑に囲まれた
気持ちにも体にも優しい景色に♪

小さな川を渡る

もしやこれがチャラツナイ?
説明とかなかったけど
場所的にこれっぽいな🤔

山道歩いてるかと思ったら
急に海が見える場所に出た
絶壁に目を奪われてたけど
水平線の向こうに陸地が見える…

Google map 3Dで
写真と近い角度にしてみた🙌

対岸は内浦湾を挟んだ渡島おしま半島
そして山は北海道駒ヶ岳でした

↙︎は展望方向

北海道の対岸もまだ北海道
さすが広大な北海道🤣

チャラツナイから50分ほどで
ピリカノカ指定の地球岬に到着

まず予想外な紫陽花に癒される
もう8月中旬やけど…😄さすが

チキウ岬灯台

地名としては地球岬ですが
灯台としてはチキウ岬灯台でした

語源はアイヌ語のポロチケウェ
親である断崖という意味で
地球という漢字は当て字らしい

大正9年(1920年)に点灯された
チキウ岬灯台は日本の灯台50選
土木学会選奨土木遺産に選定。

海霧に霞むチャラツナイ方面
市街地方面

地球岬は観光地でもあるので
多くの人で賑わってて
展望台からは海も街も望めました

地球岬から先は再び車道を歩く
高台から降って右、東室蘭方面へ

左が母恋方面

地球岬を訪問し終わった車は
ほとんどがこの場所を左折🚗

トッカリショ

僕は分岐を直進しましたが
ここからが本番といっても
過言ではないほどの絶景道でした🌱

金屏風

分岐付近にも名所の看板があり
見えるのは室蘭八景の金屏風

赤褐色を帯びた断崖に太陽が映えるときは、金屏風を立て連ねたように見えることからこの名がついた。

現地の看板

坂道を少し登り振り返ると
また違う絶壁が見える
どこを切り取っても絶景…
この先はそんな道のりでした🤗

丘を越えると目を疑う
自然が作り出した芸術的な景色
この絶壁がトッカリショ浜です

高さ100メートル前後の切り立った断崖の上を覆い尽くすクマザサがまるで絨毯のように広がり、海の青色と笹の緑色が灰色の断崖を際立たせている絶景です。 トッカリショの語源は、アイヌ語のトカル・イショ(アザラシの岩)に由来し、昔は多くのアザラシが集まっていたことがうかがえます。

現地の看板
次はあの山に登る
道路脇の住宅地

北海道は瓦屋根ではないので
屋根の色がカラフルになってて
異国の風景にも見えてくる

トッカリショの絶壁上への道
恐ろしいのが柵や手摺ないこと😱

これが限界…
トッカリショ岬

絶壁上からの眺めは良いが
真下を見ることは無理でした😓

エニ山に登る

一旦車道に戻ってから
再び未舗装の山道に入る

軽い藪漕ぎ

不安な道ですが振り返ると絶景
海にせり出す絶壁と住宅が隣り合う
住んでる人はこれが日常なんやな…

室蘭に限らず言えることは
地元民が何もない場所と言うんは
慣れてしまってるだけの事が多いので
悪い言い方したらアテにならない🤣
あと価値観の違う他人の意見も
アテにしないほうが良いとも思った🙌

目の前に見えてきた小高い場所
あそこが今回の最高峰エニ山🌱

山頂に至る道はクマザサに覆われ
少々分かりにくいがあるにはある🙌
道というより笹の分け目…

海側は絶壁
振り返れば絶景
山頂はアンテナの裏手

この日の最高峰エニ山登頂
標高は187.9m‼️ひっく😄

東室蘭方面の街と外海岸
西側

室蘭駅、測量山、白鳥大橋など
街の中心部と工場などが見え
夜も綺麗やろなと思う景色

別の道で下山する

クマザサの中に一筋の道
分かりやすく道やったんですが
この後クマザサが深くなる💦

藪漕ぎと絶景

藪漕ぎ…

今日は軽快なハイキング♪
と思ってたのに急にいつも通りな
冒険感が強くなってくる🤣

いつもと違うのは藪の向こうに
青い海が見えてることか…

景色が良いのが救いやけど
油断すると崖ってのが怖いとこ

印と道の雰囲気を見失わないよう
いつも以上に慎重に漕ぎ進む

抜けた🙌

藪を抜けたというか
厳密に言えば笹が低くなっただけ😁

緑の絨毯
岩山の先端

藪漕ぎと絶景のギャップが
凄すぎて頭が追いつかない😄

逆になんであそこは
藪漕ぎ道になってるんやろと
不思議に感じてしまうほどの場所

半島の内側

湾内を横断する白鳥大橋と
日本製鐵の工場が存在感を放つ

大自然と街と工場が至近距離で
共存する場所が室蘭なんやな

さっきの岩山を見上げる

海岸沿いの道はまだ続いてたけど
絶景続きで満足したので市街地へ

輪西駅前からバスに乗り
室蘭駅近くまで戻ってきましたが
次の電車まで時間あったので
14時過ぎ、遅めのランチすることに🙌

蕎麦カフェ憐花さんで
冷製豆乳坦々そばをいただき

まだ時間あったので
少し歩いて銭湯で汗を流す

その後は電車で札幌へ🚃
続きは旅記事で書いてます
7日目まであるので興味あれば…


室蘭に1泊、散策を終えて

個人的な感覚でいうと
喫茶と銭湯があって自然多いとこは
問答無用でお気に入りになるんですが
加えて関わった人が皆優しくて癒しで…
結論✨室蘭は良いとこでした🙌

ピリカノカの西側も歩きたいので
必ず再訪したいと思います🌱

今回のルート

YAMAP軌跡

ピリカノカ絵鞆半島外海岸のうち
赤点線○の東側の2ヶ所を巡った今回
(他の2ヶ所は青点線○)
距離も高低差もあまりなく絶景続き
想像以上に満喫できる道のりで
一部の藪漕ぎエリア以外はオススメ👍

YAMAP高低差

・時間:約5時間、・距離:9.6km
・登り:462m、・下り:458m
室蘭駅→チャラツナイ展望所→《地球岬緑地散策路》→地球岬→金屏風→トッカリショ展望所→エニ山→岩山→輪西駅前BS


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