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VUCA時代、不確かな時代のマインドセットは昔の人から学ぶ

中村天風さんってご存知でしょうか。
大谷翔平も感銘を受けたということで最近また有名なようですが、多くの偉大な経営者が読まれたことでも有名なようです。

またうっかり、自分を後回しにするところだった 中村天風

私は、最近編集者さんより本をいただき、恥ずかしながら、天風さんのお名前を最近初めて知りました。「天風」という漢字が、やはりちょっとなじみがないので、他のデザインの本であったら読まなかったかなと思いました。

1回目に読んだ時は、「そんなのわかっているよ」という気持ちがすごい強かったのですが、最後のページの天風さんの略年譜をみたときに、その破天荒すぎる、この本とはほぼ遠い行いの数々に驚くとともに、病気となり世界を旅したことを知り、もう一度読んでみようと思い読み始めました。

そうすると言葉がとても響いてきて、私に必要なものがわかってきました。4、5回読ませていただいて読むたびに、響いてくる言葉が違うのも面白かったです。いまは、日常生活の中にもマイナスな気持ちになるときに、天風さんの言葉を思い出すようになりました。

自分を信じ切る気持ちと、自分をもっと大切にしなければいけないという気持ちになることができました。自分の事業についてももうちょっと頑張りたいと言う気持ちが強かったときに本を読んだので頑張るポイントが分かりました。

なぜ、この本が改めて心に響いたのかというと、天風さんの時代の方が、今よりも不確かで答えがない時代だったと思います。同じようなことを言う方は他にもいらっしゃるかもしれませんが、やはり天風さんの生きてきた時代があったからこその説得力があったような気がしています。そして、病気で死を待つのでではなく、奇跡を起こそうとされて学んできたからこそ、説得力が違うのだなと感じました。やりたいことや夢はたくさんある。人が本当に欲しいのは、1度きりの人生で、自分の想像を超えた奇跡を見てみたいという気持ちは誰にでもあると思います。

もうちょっと頑張りたい時、ちょっと心が疲れたときにまた本を開いてみようと思います。

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