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本の要約と解説

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本の要約や解説についた記事をまとめました。
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記事一覧

キョロ充が「道徳の系譜」を読むべき理由〜キョロ充的ルサンチマンの克服〜

キョロ充とニーチェには深い関わりがあります。キョロ充のルサンチマンを暴くことが、自分を変えられるきっかけになるのです。 「良い悪い」の様式は2つに分けられる良い悪いという価値判断を下す様式には2つの種類があります。 貴族的評価様式と僧職的評価様式です。 貴族的評価様式とは、「自分=善い」という価値判断です。ニーチェはこの貴族的評価様式を目指すように言っています。 貴族というのは生まれながらにして強く、お金持ちで、頭が良くて、人望があるのです。弱肉強食でいう強者なのです

キョロ充が「絶望の国の幸福な若者たち」を読むべき理由。

キョロ充がこれを読む意味 意識高く、承認欲求に対して必死になってる自分を一度俯瞰的になるためにこの本を読むべき。この本を読めばすこしだけ悟れた気分になる。必死になる必要はないとおもえてくる。だってみんな考えてることは同じだから。 その上で自分という人間がどういうものであるかじっくり考えればいい。この本はそれを手助けする道具だ。 今回の記事はラインで友達に送った内容を張っています。ラインを読むようなテンションで読んでください。 別に不幸じゃない若者たち少子化や年金の問題が

キョロ充は「知ってるつもり 無知の科学」を読もう!

キョロ充がこの本を読むべき理由 他人に頼らないことがどれほど損しているか知れるから。 この本の主張 人間1人1人はだいたい「わかったつもり」に陥ります!無知の無知に気付きましょう!だけど集団になると人間はすごいものを生み出すから、いろんな人から情報を聴こう! 今の時代でも人間は無知なの? 文明がめっちゃ進歩したから、人類に怖いものはなくなったんじゃない?だって知らないものはなくなったから! 病気も宇宙も古代の謎も科学もわかるようになってきた。 それでも私たちは「知

なぜキョロ充は「読書について」を読むべきなのか?

なぜキョロ充はこの本を読むべきか? 自分で考えないから。自分の軸を持っていないから。 本を読むとは他人に物を考えてもらうこと 本を読むとは、他人に物を考えてもらうということです。 やりすぎると他人の知識に溺れてしまいます。 だから沢山本を読んでる人は一見偉いように見えますが、ただ知識を持っているだけでは中身のない人となります。 一番大事なのは、自分の考えを持つことです。 自分で考え抜いて、行き詰まったときに本をよむのがいいのです。 自分で考える、という作業をおろ

キョロ充よ!「仮面の告白」を読んで繊細な心を養おう!

三島由紀夫の初めての作品です。 オリエンタルラジオの中田敦彦がめっちゃ面白く解説してるのでこっちみた方が早いです〜 私自身も、なかなかとっつきにくかったのですがこの動画を見て読み終えました〜 三島由紀夫の「男と死」に対する強烈な美意識がとてもかっこいいです。 美しいものへのこだわりであったり、大切に扱う心構えを尊敬しています。 「男と死」でなくとも、人には少なからずとも「何か」を美しいと思う瞬間があります。 その何かを再認識するいいきっかけじゃないでしょうか?

キョロ充は川端康成 「山の音」を読もう!

なぜキョロ充はこの本を読むべきなの? 繊細な気持ちを理解できるから。キョロ充が特に下手くそとしているのは、自己主張するのが下手くそだから。それと複雑な気持ちを理解できないから。微妙な感情を理解することができず、ゼロイチ思考で「好き嫌い」「イケテル、イケテナイ」に固執しているから、なりたい自分を表現できない。小説は複雑な心理を読み取る練習ができるのです。 どんな話なの? 日本の伝統家族の切なさを描いた物語です。老人、尾形慎吾は自信の死が近くなっていくのを山の音を通して気づき

ホリエモン「捨て本」でキョロ充を直せる

なぜキョロ充はこの本をよむべきなのか? キョロ充は「所有」に毒されているから。 どんな友達を「持つのか?」、どんなグループを「持つのか?」、どんな社会的地位を「持つのか?」、どういう親を「持つべきだったのか?」、どういう学歴を「持つのか?」 持つことが、自分の価値を決めると勘違いしているから、苦しいままなのです。 行動して失敗することを恐れる理由はそこにあります。 つまり、失敗して「所有をうしなうこと」を極度に恐れるから自分のプライドを守ろうとするのです。 変わりた

ナンパする上で読むべきバイブル

1番言いたいことこの物語では7つあなたにつたえたいことがあります。 1、チーズは常に持って行かれ消えます 2、チーズが消えることに備えなさい 3、チーズの匂いを嗅ぎ続け、変化に敏感になりなさい 4、古いチーズをはやくあきらめれば、それだけ早く新しいチーズを楽しむことができます 5、チーズと一緒に前進し、自分を変えよう 6、新しいチーズを楽しもう 7、 またその新しいチーズは常に持っていかれ消えます なぜこの本がナンパのバイブルなのか? なぜならこの本に書かれていること全

注意散漫を直してキョロ充を直そう。

なぜキョロ充はこの本を読むべきなのか? キョロ充は自分の頭の中で生きてる生物だから。全ては偏見や自尊心を守るために必死に頭の中で人間関係について「無意識に」考えているから。勉強や仕事に集中しなければならないのに、注意散漫がそれの邪魔をします。そして成果が出せず、もっと悩みます。悩むともっと注意散漫になって、どんどん成果を出せなくなります。 要約 頭に思い浮かぶことは全て紙になぐりましょう。悩み事を一度でも頭から話すことができ、また「仮想の読み手」をとりはらい想像力をあげてく

プナン民族を知れば、キョロ充は直る!?

「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと」の紹介 キョロ充はなぜこの本を読むべきなのか? なぜならキョロ充はケチだから。​​自分のテリトリーを守ることが精一杯で、人からどれだけもらえるか思考だから。いけてるグループに利益だけ貰おうとしてというところがあります。その割には自分を犠牲にしようとは思っていません。損することが怖いと思っているのです。 まとめ プナンのリーダーは贈与交換しまくって絆を深めている!彼らの姿勢をキョロ充は学び取ろう!

自分が「悪」である事に気づいていないから、キョロ充を直せない。

エーリッヒフロムの「悪について」に紹介 なぜキョロ充はこの本を読むべきなのか? キョロ充は悪だからである。コントロールできるものを望み、世界は自分中心であると考え、独立する事を拒むからである。自分の悪に目を向ける必要がある。 要約 破壊衝動、自己中心的、母親への癒着が悪を生む原因。生を愛して、隣人を愛し、独立心を持つことが成長につながる。 なぜ人は悪になるのか? 独裁者、テロリスト、犯罪といった大きなレベルから、切り捨てるような恋愛、トラブルメーカー、ヤンキーといった

キョロ充を直すために「自由からの逃走」を読もう!

なぜキョロ充はこの本を読むべきなのか? そもそも自分は「なんでキョロ充になってしまったのか?」ということが知れるから。キョロ充は自由を恐れて、「いけてるグループと一体化すれば全てが救われる」とまるで宗教の信者のように信じている。そんな今の自分がどういう状態なのかしろう。 要約 人間はコントロールできない「積極的自由」に恐れている。自由という孤独と虚無感に恐れた時に、人間は権力に従うマゾヒズムか権力をふるうサディズム的な性格のどちらかになる 自由を恐れる私たち かずかずの

キョロ充が陥りやすい大きなミスとは!?

「老荘の思想 続」の紹介 前回は「マンガ老荘の思想」について紹介しました。 今回はその続編「老荘の思想 続」を紹介します。 才気は災いのもと キョロ充はいかに自分が凄い存在であるかを頑張って証明しようとします。 しかし 自分の才能を自慢すると悪いことが起こります。 これはすばしっこい猿に例えられています。 矢を放っても、素早い猿はそれをかわします。 そして猿は、自分の素早さをみんなに自慢します。 すると、大量の矢が一斉に放たれました。 猿は素早くかわして

キョロ充を直すためにプロテニスから沢山学ぼう!

「心を強くする」を紹介 なぜこの本でキョロ充は直せるのか?プロのテニスプレイヤーとして大事なのは自分のコンディションを知ることです。これはつまり自分を知ることです。キョロ充である理由は、自分のことを深く理解できていないからです。 プロテニスプレイヤーが心がけていることを是非とも学んでみましょう! プレッシャーが来た時は初心に戻ろう! 強いプレッシャーやコントロール出来ない時は、初心に戻る。そもそも何が得意だったのか? プレッシャーで緊張状態に陥ると、冷静に判断できな