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無縁遺骨の葬祭費用

  先日の日経から。2021年度に行政が家族らに代わって葬祭費を負担した例は全国で約4.8万件。過去最多となったとのこと。

 単身の高齢者が増える中(65歳以上の人口のうち一人暮らしは男性で15%、女性で22%)、1人で亡くなり近親が見つからぬ場合、行政は戸籍等から何とか近親者を探そうとする。しかし身元が分かっても経済的理由や煩わしさから引き取りを拒否する例もある。その場合行政が負担し葬祭を行い無縁仏として葬られる。

 亡くなった方に多額の遺産等ある場合はそこから葬祭費を負担することもあるだろうし、遺産があるなら普段縁のない親族が一切をしてくれることもある。だが孤独死する方の大半はさほど資産がない。今後行政の負担は益々増えそうだ。

 もちろん1人で死んでいく方の中には、死んだ後のことなどどうでもいいと思う方もおられるかもしれない。もし自分が最期に1人で死なねばならなくなったらどう考えるだろう?

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