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♯3 結婚準備で最初にすることは「土地購入」…

ちぇーです。

前回は聞かれてもいない「妻との馴れ初め」を語りました。

今回は「結婚」を決めてから「入籍」までの1年間の出来事の一部を語ろうと思います。

そう、誰にも聞かれていないのに。


優先順位の乱れ

「結婚しよう」という話になってから、私たちが真っ先に着手したこと。

「土地を探す」

いやいや…。

私「じゃあ、ご両親にご挨拶に行こう」
妻「あとでいいよ」
私「いや、そんなわけにいかないでしょう」
妻「あとでいいんだって」
私「いやいや」
妻「そんなことより、家はどうするの」
私「引っ越しだよね」
妻「いやいや、家を買おうよ」
私「いつ?」
妻「カミングスーン」
私「スーン…」

私も妻も田舎育ちで、「都会からちょっと外れた一戸建て」がいいなぁとは思っていたことは事実です。

しかし、今?

まぁ…不動産市場を見ておくのはいいことかなと思い、休日の「土地探し」スタートしました。

結婚準備の優先順位 1位  土地購入

とは言っても、土地だけを探すのは何か違うなと思い、まずは「オープンハウス巡り」が始まりました。

妻「この間取りはないね」
私「ないね」
妻「この地域はないね」
私「ないね」
妻「この地域はいいね」
私「いいね」

思った以上に、妻と私の「住まい」に関するイメージが合うことが発覚しました。
育った環境が似てるのかしら。

私「この地域で、この広さで、この価格ならいいね」
妻「いいね」
私「支払計画的にもイケるね」
妻「それはわからんから計算してよ」
私「固く見積もっても、大丈夫そうだよ」
妻「ならいいね」
私「え、買うの?」
妻「買わないの?」
私「ご両親にも挨拶してないのに?」
妻「だからいいんだって」
私「よくないでしょ」
妻「いいんだって」
私「いやいや…」
妻「怯むなよ」

怯むとか、怯まないとか、そうゆう話ではないような気がするのだが…

私「じゃあ買うか…?」

私は妻のご家族にお会いしていない
妻は私の家族に会っていない

しかし土地を買う。

私「本当に大丈夫なの?」
妻「なにが」
私「ご両親から結婚を反対されるかもしれないしょ」
妻「それはない」
私「わからないしょ」
妻「ないね」

発言に一転の曇りもなく「断言」する妻の隣で、私は契約書に印鑑を押すことになりました。

結婚準備の優先順位 2位  新築

購入した土地は「古家あり / 解体更地渡し」の土地だった。

当然、建物は無い。

私「家は建てるってことだよね」
妻「そうなりますな」
私「そうなりますね」
妻「楽しいね」
私「そうだね」

私「ところで、ご実家にはいついくの?」
妻「そう焦るなよ」

本当に大丈夫なのか。

あれよあれよという間に、建坪が決まり、間取りが決まり、内装が決まり、スケジュールが決まり、着工を控えたタイミングで、ついに妻のご実家へ行くことになりました。

遅いよ…。

「新しい家を建てる」というイベントの、ほとんどの項目を既に終え、私は妻のご両親に何て説明したらいいんだろうか。

私「結婚のことは言ってあるの?」
妻「なんとなくは」
私「なんとなく…」
妻「十分でしょう」
私「土地とか家とかは」
妻「それは言ってないかな?」
私「なるほど…」
妻「問題ないよ」
私「問題ないと思っているのは、あなただけということもあるのでは…?」
妻「ないんだよ」

ないのか…。

ついにご両親に挨拶

その間、私は様々な妄想を繰り広げた。

  • ご実家は何かヤバイんじゃないか

  • 実はご両親に会わせたくない何かがあるんじゃないか

  • そもそも結婚する気がないんじゃないか

  • 騙されてる?

言うまでもなく、妻のご実家はごくごく一般的なご家庭で、優しくおおらかなご両親は、私という存在を温かく迎え入れてくれました。

そして、無事に結婚をして今に至ります。

ただ、妻は何故そんなにも「ご両親へのご挨拶の場」を設けずにいたのか。

入籍してしばらくたってから妻に聞いた話では、

私「なんでなかなか実家に行かなかったの?」
妻「あまり必要性を感じなかったから」
私「???」
妻「私の両親が、私とあなたの結婚を了承しないハズがない」
私「なんと…」

そんな根拠のない自信があったらしい。

ただ、それは私には「ご両親が自分の娘を絶対的に信頼している」ことと「娘がご両親を絶対的に信頼している」ように感じました。

そんな深い信頼関係で結ばれた家族になれたらいいなと、結婚前に思わせてくれた妻と、妻のご両親に感謝しています。

ではまた。

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