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【第7回】レッテルってなんだ?「対人関係にひそむ10のゆがみ」


【イントロダクション】あなたは気付いてる?「対人関係にひそむ10のゆがみ」
【第1回】考え方のグラデーション「対人関係にひそむ10のゆがみ」
【第2回】そのハプニングはレアケース「対人関係にひそむ10のゆがみ」
【第3回】あなたの世界はネガティブ?「対人関係にひそむ10のゆがみ」
【第4回】早とちりと予測のマリアージュ「対人関係にひそむ10のゆがみ」
【第5回】自己肯定感が低いワケ「対人関係にひそむ10のゆがみ」
【第6回】裏切りの『〇〇すべき』!「対人関係にひそむ10のゆがみ」
【最終回】全て自分が悪い…のかな?「対人関係にひそむ10のゆがみ」



はじめに


こんにちは、元手術室看護師で心理カウンセリング・コーチング業HOLISTIC CURE JAPAN代表のChica Yoshikawaです。前回に引き続き医療観点を踏まえた真面目な「認知」の話をしていきます。前回は【第6回】裏切りの『〇〇すべき』!「対人関係にひそむ10のゆがみ」でしたね。お読みいただけましたでしょうか?今回は「レッテル貼り」についてお話しします。


「レッテル貼り」labeling and mislabeling


これは間違った認知に基づいて完全にネガティブ思考な自己イメージを創作してしまうことで

何か失敗したときに、あ!失敗した!と事実を捉えるのではなく、私はダメな人間だ!と考えてしまう考え方のクセがありませんか?当てはまるなら、あなたは「レッテル貼り」の認知の歪みが生じているかもしれません。

物事をひとことで言い表しがちなことも「レッテル貼り」の1つです。
例えば、


Aさん「私の部署の〇〇さんっているじゃない?」
あなた「あー、あの気の利かない人ね。」


あなた「いつもどこで遊ぶの?」
Bさん「六本木によく行ってるよ」
あなた(…ということは遊び人なんだなぁ)


これはわかりやすい「レッテル貼り」と言えます。
レッテルは先入観と偏見から生まれます
「レッテル貼り」の厄介なことは、
あなたの思うレッテルから反した情報は見えなくなってくる
もしくはレッテルに即した情報しか認知できなくなってくることです。これを一般的に確証バイアスとも言います。


あなたの感情を、あなたが正しく理解すること


物事や人には様々な側面があり、ひとことで言い表せることは決してできませんし、1・2個の出来事から抽象化したイメージは作るべきではありません。
もちろん適切な「レッテル貼り」は思考の節約にもなります。あなた自身や他者に対して、柔軟な考え方を持てているかどうか、常に振り返ってみることが大切です。
あなたの周りの人で強くレッテルを貼っている人がいませんか?人の言動から学べることはとても多いです。気が付いたら優しく諭すこともいい方法です。毎日の生活の中で着目してみると世界が少し変わって見えるかもしれません。


終わりに


「認知の歪み」は誰にでもあり、ゼロにはできません。正しい物事の認知ができるように自分の思考をコントロールしていくことが大切です。連載「対人関係にひそむ10のゆがみ」もいよいよ最終第8回を迎えます。フォローの上、ぜひご参照ください。

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HOLISTIC CURE JAPAN HP
参考書籍:David D. Burns著『Feeling Good:The New Mood Therapy』


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