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食事の本質|暮らすように旅してみるニューヨーク編

海外で必ず行くのは、スーパーマーケットと本屋さん(時間があればグリーンマーケットと図書館にも立ち寄りたい)。

ということで、まずはオーガニック食品を取り扱うスーパーマーケットへ。
普段あまりワクワクしないタチだけど、海外のスーパーマーケットはかなりテンションが上がる場所だ。

こちらのスーパーはオーガニック食品が豊富。
売りながら育てているのかと思うような葉野菜の陳列(たまに自動的に水が撒かれている)に目を奪われる。
ケールだけでも何種類かある。ここのケールは日本でよく見るケールより柔らかいのでサラダにぴったりだ。

日本ではあまり見かけない野菜、果物、飲み物やお惣菜がたくさんあって、どれも試したくなる。
あとは、パッケージの写真を撮りまくって、商品企画の際の参考に。

ハラール、ヴィーガン、グルテンフリー、デイリーフリー、ローカーボ、ノンジーエムオー…(※意味は最下部へ)なんていう体に悪そうな響きの健康志向食品に囲まれながら、どんなものが売れているのか、どういうものに惹かれるのか、自分の感覚を確かめる。

現地で調達したものを料理する魅力

海外ではキッチン付きのお部屋に泊まれば、日本に持って帰れない生鮮食品も、すぐに調理をして食べられる。
地元の人はこんなふうにお買い物をして、こんなふうにお料理するのかなと思いを巡らせる。
食べたことのない野菜や果物は、味を見ながら調理法を考える。
この五感をフル稼働する感じがたまらなく好きなのである。

食事はおなかも心もみたすもの

さまざまな食材やお惣菜、加工食品を試してみて思ったことがある。
ニューヨークで食事とは、美味しい時間を楽しむというよりは、「味がイマイチでも身体に良いとブームだからそれを選ぶ」という人がさらにブームに火をつけているのではということだった。

地元の人に聞いても、例えば、自身がセリアック病でないのに、「グルテンは身体に悪い」と裏を取らずに信じていたり、なんかオシャレだからヴィーガン(本当は宗教的信条があるはずなのに)みたいな人が少なからずいるとのこと。
食事の本質は何なのだろうと考えさせられる。

食事は美味しくないと心に負担だ。だから、「健康かつ美味しい」が両立するといいなと、スーパーで購入した甘すぎるヴィーガンスウィーツを食べながら思うのだった。動物性のもの使わなくてもこの砂糖の量は身体にも負担をかけそうだ。

食事の本質は、頭で食べるのではなく、味わうもの。五感で食べることが身体も心も豊かにしてくれると信じて、流行食から伝統食まで味わって帰りたい。


健康志向用語のおさらい
※ハラール:イスラム教食。豚肉やアルコールNG
※ヴィーガン:動物製品は一切食べないスタイル
※グルテンフリー:小麦など麦にあるタンパク質「グルテン」不使用
※デイリーフリー:乳製品不使用
※ローカーボ:低炭水化物
※ノンジーエムオー:nonGMO。非遺伝子組み換え
ここテストに出ます:)

今回訪れたのはこちらです↓


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