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父と子の鉄道ライフ

僕たち夫婦には3歳の息子が一人います。
よく笑ってよく泣いて、外を元気に走りまわるママが大好き甘えんぼわんぱくボーイです。

そんな彼が愛してやまないのが鉄道です。
Youtubeでは電車がひたすら走る動画を見て、保育園の登園は彼のリクエストでわざわざ遠回りをして線路沿いの道を通って行きます。電車に乗ろうものなら運転席越しの前面展望を見せてくれと抱っこを要求してきます。
まぁ男の子の趣味としてはド定番なんでしょうけど、まさか君も鉄道を選ぶとはね。血は争えないということなのか。

そう、何を隠そう父親である僕も大の鉄道好きです。
小学校6年生の頃までは真剣に電車の運転士になりたいと思っていました。(そこから紆余曲折があって学校の先生→ミュージシャン→小説家→イラストレーターみたいな感じで今に至ります)

誕生日とかクリスマスに買ってもらった鉄道模型。
子どもが大きくなってまだ鉄道に興味あるなら渡してやらんこともない。
趣味で鉄道の絵も何枚か描いてます。僕が描くとこんな感じになります。

ただ面白いことに僕と息子ではジャンルが違うんですよね。
僕はもっぱら新幹線とか寝台特急のような花形の電車が好きなのですが、息子は山手線や総武線、阪急電車や新快速のような通勤電車が好きなようです。おばあちゃんがくれた山手線のおもちゃはおでかけのときの大切な相棒です。

あと、どういうわけか信号がすごい好きなんですよ。
電車が走る姿よりも後ろに写ってる信号が気になるようです(車の信号はそこまで興味ないみたいであくまでも鉄道の信号がいいみたいです)。
鉄道信号のガチャガチャがあるのですが、それをめちゃめちゃ気に入っています。これにはマニアックすぎてさすがの僕もついていけません。

息子お気に入りの信号コレクションたち。
ガチャガチャの他にプラレールとフライングタイガーで見つけた信号があります。

とまぁそんな親子なので休日は鉄道スポットを巡ることが多いです。
幸い、都内に住んでいるので鉄道スポットには困らないのがよかったです。
6つほど紹介させてください。


1.秋葉原UDX

秋葉原駅を出てすぐのところにあるビルなのですが、電車がよくみえるところにデッキがあるんですよね。山手線、京浜東北線をはじめ常磐線や上野東京ラインなどひっきりなしに通るので息子も飽きません。
僕は近くのマクドで買ったシェイクを片手に息子と電車をぼんやり眺めています。

電車が通るたびに「〇〇線が来た!」と教えてくれます。


2.高輪ゲートウェイ駅

山手線の新駅、高輪ゲートウェイ駅も何度か訪れたスポットです。
広いし綺麗だし車両基地見えるし人もそんなにいないしでわりとゆっくり楽しめるんですよね。改札出たところにスタバもあるのでそこで一休みしています。

窓が高くて大きくて眺めもいい。この日は妻も一緒でした。
改札出た上の階にあるスタバ。テラスからは駅の中が一望できます。


3.東京モノレール

一時期、息子が空を飛ぶ飛行機をやたら指差して教えてくれることがあったので、それならと羽田空港へ行ってみることに。すると飛行機よりも道中の東京モノレールをやたら気にいるという。

ただまぁレールの下が見えるのはモノレールの醍醐味だと思うので夢中になるのも分からなくもないんですよね。
あとこれ毎回思ってるんですけど、東京モノレールってモノレールとは思えない速度で走るので遊園地のアトラクション感もあって楽しいんだろうなぁと。息子が気にいるのはわからなくもないというのが正直なところではあります。

レールの下が気になる様子。
たぶん第3ターミナル駅から撮った写真。景色がめっちゃいい。

4.Suicaのペンギン広場

新宿駅の新南口(バスタ新宿のあたり)にある広場です。
新宿駅に入線してくる電車が一望できます。子どもにも人気のスポットのようでここへ行くといつも息子と同じような子がたくさんいます。
山手線、総武線、中央線あたりはひっきりなしにやってくるし、特急のあずさや成田エクスプレスがこようものなら子どもたちのキャッキャという声が響きます。近くにスタバがあるので、そこで飲み物買って鉄道を眺めています。

ドコモタワーがよく見えます。
新宿は新海ファンにとっても聖地が多く好きなところです。
Suicaのペンギンの銅像が!
こうなっちゃうと最早可愛いを通り越して神々しいです。


5.山手線・第2中里踏切

駒込と田端の間にある山手線唯一の踏切です。歩いていける距離に住んでいたので山手線好きの息子を連れて行ってきました。
最初にこの踏切の存在を知ったとき「あんな過密路線の踏み切りなんてほとんど開かないんじゃないの?」と思っていたのですが実際そうみたいですね。
調べてみると既に撤去の予定があるようで、間近を走る山手線の姿を目に焼き付けることができました。

山手線という本数が多い路線の踏切なので遮断機が上がっている時間がかなり短い。


6.京成電鉄・第4種踏切

普段何気なく見ている踏切ですが、実は第1種から第4種まであるのはご存知でしたでしょうか?
一般的なイメージのカンカンカンと鳴る警報器と線路内に入ってこないようガードする遮断機がついているのは第1種の踏切です。遮断機を人力で操作するのが第2種、警報器だけあるのが第3種、どっちもないのが第4種です(ちなみに第2種は現在国内にはありません)。

どっちもない踏切なんてあるの!?と思うかもしれませんがあるんですよ。僕も初めて聞いたときはびっくりしました。

しかもその一つが京成電鉄にあります。
場所は千葉県市川市。結構な都会です。

本当に偶然、たまたま近くに行く機会があったのでせっかくなので行ってみました。
こればっかりは完全に僕の趣味なので子どもは多分何がいいのかよくわかってなかったと思うのですけどね。。。すまんよ息子。

これが現場。ご覧の通り警笛も遮断機もありません。
向かい側には民家があっておそらくここに住む人専用の踏切だと思います。
警報機も遮断機もないなんて危なくない?と思うかもしれませんが、
すぐ近くに警報機も遮断機もある普通の踏切があります。
音は普通に聞こえるので思ったより危なくはないです。

とまぁこんな感じの親子鉄ライフでした。
この他にも鉄道博物館や地下鉄博物館にも行ったりしています。

僕は中学生になったあたりで鉄道から音楽に興味が変わりました。まわりに音楽が好きな友達が多かったのと、Mr.Childrenの出会いが大きかったです。
息子の場合はどうなるんでしょうかね?
興味があることは多そうな子なので何かやりたいことがあればいいんですけどね。
でも子どもの将来のことなんて考えるとキリがないので、とりあえず僕は僕と遊んでくれる今という時間を楽しもうと思います。

読んでくださってありがとうございました!

御茶ノ水駅にて


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