この記事をたまたま見つけてくれたなんともない赤の他人の皆様にご報告があります。
悲報です。
超悲報です。

私、愛菜(ちかな)は、この度、どうやら、もしかすると、
好きな人が出来てしまったかもしれません。

勘違いっていう事もありけり。です。
でも、こうして文にすると、物凄くリアルで、勘違いではない気もしてきちゃいます。

恋多き女という訳ではなかったんですが、なんとも有難い事に、この世界に私みたいな人の事を好きになってくれる男の人が過去に何人かいて、しかもそれも物凄く毎回、愛してくれて、しかもその上、なんと何年間も私のわがままに付き合ってくれちゃうんですよ。
過去に、3人程かな、そんな不運な男の人達に恵まれてなんとか”彼氏無し”期間はあまり味わった事がない私にとって、今のこの”彼氏無し”期間は何年も連れ添ったペットが他界してしまったかのような、なんとも言えない虚しさで埋め尽くされている日々を味わっている訳なんですが。

この度、良いなと、中身から思う人がついに現れてしまって、もっともっと虚しさが増してしまった気がするんです。

でもこの虚しさは、前のような、ペットが他界してしまったような虚しさではなくて、
せっかくワクワクしながらお家でご飯を作って待っていたのに急に「ごめん今日飲み会だからご飯いらない」と旦那に言い放たれた30代主婦、のような虚しさで。
期待しなければ、ご飯なんかも最初から作らなければいい話の事なんですが、そうもいかず、ついその人のことを思って行動してしまいたくなるような感覚で、酷く胸が痛いんです。
気分は、最悪で、最高なんです。

だからといって、今の私はまだお米を研ぐぐらいの事しか出来なくて、まだ炊飯も、フライパンをわざわざ熱したりも出来ない。
というか、しない。
今日は、ご飯いるの？なんて事もいちいち聞いたりしない。
それは、きっと、もうご飯食べちゃった。と言われるのが怖くて、そのワクワクした虚しさが空虚なダークな虚しさに替わってしまうのを恐れて、聞かないで置いているだけなんですが。

つまり、何が言いたいかと言うと、
今その、多分？好きな人に、何を聞くでもするでもなく。
ただ、宇多田ヒカルの曲を聴いて虚しくも寂しくも、会いたくもなる楽しい心の移り変わりをイメージできる万能な役をつけただけなんです。その人に。
これは、一種の利用なんです。
失恋の曲や、恋の応援歌を聞いたり、ラブコメを見た後で誰もイメージする事がない、出来ないなんて、あまりに人生に色がなくてつまらなかったんです。
だから、その”役”に利用させていただくだけの事なんですよ。
ちょうど良かったです。

始まりは終わりの始まり。（逆もしかり）
なので、始めたくありません。何にも。
もし私が、お米を研ぎ終わって、フライパンを熱する準備が出来たとするのなら、またこの場を借りてもっともっとの悲報をお届けしようと思いますが。
その心配はきっといりません。
勘違いかもしれませんし。
それにもう、ご飯を食べてきちゃっているのかもしれないし。

応援したいなら勝手に、
何卒よろしくお願いします。

あの人、ご飯、食べてきてないといいな。