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考えることは、楽しい|「岩田さん」を読んで

いい本に出会った時、子どもが大きくなったら読ませたいなあと思うことがあって、メモしている。今回読んだ「岩田さん」も、そのリストに入れたいなあと思う1冊だった。

コミュニケーションや経営、生きていく上で、大切なことがたくさん書いてあって、とても読みやすかった。油断すると、どのページにも付箋を貼ってしまいそうだった。

この本に関しては、たくさんの人が感想を寄せている。本を読み終わった後、一抹のさびしさを抱えながらも、他の人はどう感じたのだろうと楽しく書評を読んだ。

自分がやるのが一番合理的だと思うことはやる、みんながハッピーになることが好き。そんな岩田さんの姿勢が、とても印象的だった。

考えることは楽しい

未来が見えているんじゃないか、と感じてしまう人がいる。それは、たくさん考えている人だ。いろんなコト、モノを観察して、仮説を立て、また観察して考える。

糸井さんと、岩田さんは、たくさんのおしゃべりを重ねながら、その仮説や考えたことを見せ合いっこするのを楽しんでいた。

たくさん考えている人のお話は、とてもおもしろい。講演会でも、パワポを使わない人の話は、たいてい、抜群におもしろい。それは「考えたこと」がたくさん、引き出しに詰まっているからだ。

相手に応じて、伝わりそうな例えを引き出しからよいしょと取り出して、これかな?これかな?とコミュニケーションをとっていけるから伝わる。だからおもしろく感じられるのだろう。

そうしたおしゃべりができる相手がいるって、なんて幸せなことなんだろう。そして、そんなおしゃべり相手が遠くに行ってしまった、糸井さんや編集者の永田さんを想った。

そんなお2人は、今、「岩田さんだったら、何て言うかな?」というやりとりを楽しんでいるらしい。

考えることは、楽しい。

私も、いろんなことを誰かと共有したり、解像度高く未来を見るために、もっともっと考えていきたいと思った。

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