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『正義が必ず勝つ世界』じゃないと!・・・理不尽なるものは許されぬ。

 世の中を見回すと、理不尽極まりないことばかりが横行しているように思えてならない。何故、正義が無視され、蛮行を黙認するのか理解に苦しむ。

 正義が罷り通らぬ世界が現実となれば、真っ正直に、一所懸命に世のため人のために働いている人たちが報われず、被害者は救われず、蛮行を繰り返し私腹をを肥やす輩ばかりが暗躍することになる。

 新聞社会面を見ると、暴利を貪る似非宗教団体被害事件、詐欺事件、強盗殺人事件、パワハラ&セクハラ事件など、平穏無事なる世の中を掻き乱す犯罪者がこんなにも多いのかと閉口してしまう。

 法治国家の日本であるが、正義が罷り通らぬ裁判所の判断だったり、被害者よりも加害者の人権が強調されたり、人種差別(職業差別)のような逮捕劇だったりと、釈然としないものが多過ぎる。

 同じ人間が『法の要』として身分が保証され、厳格なる法に照らし合わせ、正しいものを認め、不正なるものを罰することになる。しかし、同じ人間が行うものであり、全ての『司法判断』が正しいとは言い難い。

 されど、有能な方々が『法の要』として国民を守り、国家を守っているのだから、全幅の信頼を持って『司法判断』を期待するのが、我々庶民である訳だ。

 『違法行為』は大なり小なり、全国津々浦々、公的機関内、企業内、学校内、そして家庭内でも日々発生している。

 因みに、令和3年の警察庁の『令和3年の犯罪情勢』によると、重要犯罪検挙率は93.4%と極めて高いが、刑法犯総数で見ると僅か46.6%となっている。

 また、熊本日日新聞社のネット記事(必読)では、検察庁の不起訴率の動向を検証した記事があるので、以下、参照願いたい。正直なところ、ネット上でこの記事を見つけた時に、背筋がゾクっとしてしまった。

 逆に、その程度の起訴率であれば、常日頃から悪行三昧にて手を汚している常習犯が、「この程度ならば不起訴処分だから、大丈夫!」と、犯罪が急増する恐れもある。

 この流れは、私見ではあるが、法治国家としては切れ味の悪い『司法判断』に繋がり、『裁判員制度』や『検察審査会』の存在意義について、首を傾げてしまうばかりか、『警察』の捜査の在り方へも悪影響を与えているに違いない。

 『法曹界』ではマンパワー不足が叫ばれ、司法試験制度も緩和されたけれども、単なるマンパワー不足だからと言って、質的低下となってしまっては洒落にもならない。

 世の中というものは、『正義が必ず勝つ世界』ではなければ、法治国家とは言えない。極論ながら、既述のような流れでは、国家自体も信用できなくなってしまう。絶大なる信頼のおける『法曹界』であって欲しいものだ。


▼検察官裁量で見送り7割 増える不起訴、埋もれる真相[くまもと発・司法の現在地/不起訴の陰影①-1]
<熊本日日新聞 | 2022年6月5日 09:00>


▼令和3年の警察庁の『令和3年の犯罪情勢』

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/crime/situation/r3_hanzaijyousei.pdf


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