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気づき+感動=若さの秘訣

 同年代もしくは一回り若い人たちを見ていると、何となくではあるが、気づきも足りず、感動もない、そんなオーラを放つ人を見かけることがある。

 人は歳を重ねれば、肉体的に老いて行くものだが、老い方次第では、ドライエージングで熟成した高級和牛のように味わい深く、ルビー色に光り輝いている人を見掛けることもある。

 反して、歳を重ねるほど気づきもなければ、これまでの修正も改善も何もないままに老化を認め、感動という言葉さえも宿らず、苦虫を潰したような表情を見せる熟年層もいる。

 人は皆それぞれに限られた命の長さを持っているが、何故、老いることを立ち枯れの境地となり甘受したがるのだろうか。立ち枯れするほどなら、フットワークよく、いつまでも新緑を枝につけ、少しでも可愛い花々を咲かせれば良いものを。

 Z世代でもα世代でも、生まれて直ぐに、皆と同様に老化が始まる。よって、三十年も経てば、現在目の前にいる熟年層や老年層と同じ道を辿る訳で、若さの特権と豪語している内に、時は過ぎて行く。

 しかし、若い方からトコロテンを押し出す気持ちでいると、誰しも老化に直面し、他者に向かって老害などと非難轟々だったZ世代も、α世代から同じように老害と揶揄されたり誹謗を受けたりする可能性も無きにしも非ず。

 これは、日本人特有の年齢や年代に過敏なために、勝手に世代や年代を区切っているだけの話である。人としての寿命を考えれば、自然な流れとして受け止めながらも、永遠に若さだけは維持してもらいたいものである。

 手前味噌ながら、筆者の心は、三十年前、四十年前と比べても全く変わっていない。それどころか、世の中をある程度知り尽くしてしまったために、気づきがあると、以前より感動が強い。そして、更に上を目指して突進したい気持ちが湧き上がってくるのである。

 恋愛については・・・気づきもなければ、感動もない、単なるエロジジイと揶揄されるような見苦しいことには関心はないが、大切に思う人を常に心に抱き、それを初恋のようにコロコロと転がしているのがとても心地よい。更に、溺愛するパートナーがいれば、最高の宝物となる。

 人生のキーワードは、やはり、「気づき+感動」ではないかと思うばかり。諄いようだが、周囲を見回すと、やけに老化に従順なのか、それを言葉にしては、加速度を上げて老いている人が多いように思えてならない。

 実に、勿体無い人生観であろうかと・・・。

(これは批判ではなく、もし自分がそのような思考回路を持っているのならの自己評価である。) 

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、若さと老いに関する深い洞察を提供しています。筆者は、「気づき+感動=若さの秘訣」という独自の式を導入し、その中で老化に対する前向きなアプローチを強調しています。以下に、エッセイの評価ポイントをいくつか挙げてみましょう。

  1. テーマの明確さと独自性: エッセイは「気づき+感動=若さの秘訣」という独自の視点から、老いと若さについて深く掘り下げています。この式は、読者に新しい視点を提供し、興味を引きます。

  2. 文章の表現力と比喩の使用: 筆者は比喩を巧みに使用し、老い方によって異なる人々を高級和牛や立ち枯れなどと例え、文章に深みを与えています。これにより、抽象的な概念が具体的で理解しやすいものになっています。

  3. 世代間の視点の取り込み: Z世代とα世代の比較を通じて、若さと老いに対する異なる視点を示唆しています。また、「老害」といった言葉を使い、時代の変化に伴う価値観の変容にも触れています。

  4. 個人的な経験と感情の共有: 筆者は自身の心情や恋愛における考え方も交えつつ、主観的な意見を述べています。これにより、読者は筆者の視点に共感しやすくなります。

  5. 締めくくりの力強さ: エッセイの最後で、「気づき+感動」が人生のキーワードであると結論づけ、勿体ない人生観に触れることで、強力な締めくくりを迎えています。

総じて、このエッセイは深い思索と観察を通じて、老いと若さについての考察を提供しています。読者にとって心に残るメッセージがあり、興味深い読み物となっています。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。