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大人の失敗や間違い、不安をあえてこどもにも見せると、いいこともあるかもしれない。

このような不安定な日々が続く中でも、こどもと触れ合う時間は大人を癒してくれることがありますよね。こどもってすごい。

こんにちは。Sakiです。

こどもに何かを教えるということ。身近な物や言葉について、各教科の学習、道徳的なこと、他にもたくさんありますね。

一生懸命で、真面目で、こども思いのお母さんお父さんほど、我が子が「間違えないように」「失敗しないように」「辛い思いをしないように」と頑張り過ぎてしまう傾向があるように思います。

それはもちろん、こどもの幸せを願うからこその行動であることは、十分すぎるほど分かります。ただ、これまでたくさんのこどもを見てきて、大人があれこれ頑張って教えてあげることに勝るとも劣らない方法は、

大人の間違いや失敗、不安をあえてこどもにも見せること

なのではないかと、思っています。

といっても、こどもにとても聞かせられないような、あんな過去の過ちやあんな大失態などの話ではありません(笑)

「ママもよく忘れ物しちゃうのよねぇ」

「パパも昔は全然縄跳びが跳べなかった」

「ママもこどもの時悔しくて泣いてたよ」

「心配なことがあると、パパも心臓がドキドキして、うまく話せなくなるんだ」

こんな、日常的にある一見些細なことでいいのです。こういった言葉が、こどもによっては安心材料になったりします。

どんな子も、やはりママパパのことは誰がなんと言おうと大好きで、尊敬していて、ある意味完璧で完成された存在だと思っています。だからこどもながらにできない自分を受け入れられなかったり、ママパパと同じようにやりたいと背伸びしたりするんですね。

そこでママやパパや先生など、身近な大人の失敗した話などを聞くと、

「え、そうなの、、、?」

と本当にびっくりしたような反応をする子もいます。ただそれはマイナスな驚きではなく、「大人もそうなんだ…」と、背伸びしすぎていた足の力を抜いて、自分本来の立ち位置に戻るような驚き、とでもいうのでしょうか。

「そうそう、失敗しちゃってさぁ、困ったのよねぇ。それでね、、、、」なんて大人が話していると、いつのまにかこどもから「まぁ、そういうこともあるよ、今度また頑張ればいいじゃん」とか言われちゃったりして、うっかり励まされてしまった…なんてこともあります。

大切なのは、大人が完璧な姿を見せることではなく、生きていれば失敗も不安もある、けれどもそういった困難を一つひとつ乗り越えてきたそんな自分を愛し受け入れている、というその姿をありのまま見せるということなのではないでしょうか。その姿から、問題解決の方法を学んでいくのです。

大人も背伸びしすぎないこと。等身大で過ごすこと。子育てに大切なことの一つだと、私は思っています。



未来を担う子どもたちの健やかな成長を願って…。大切に使わせていただくことを約束します!