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【卒業生は今】雑誌編集者として働く

皆さん、こんにちは! 2021年に地球市民学科を卒業したS.N.です。今回、「卒業生は今」として仕事について書かないかと声をかけていただき、本当にうれしいです!
 
私は今、出版社で雑誌編集者として働いています。簡単にどんな雑誌かお話しすると、パソコンやスマートフォンといった電子機器の使い方や、それらと一緒に使える周辺機器などについて解説する月刊誌です。難しい印象を受けるかもしれませんが、年齢・性別を問わずさまざまな方に読んでいただけるように、わかりやすい誌面づくりを心がけています。
 
雑誌編集の仕事は、主に雑誌の内容を企画制作する仕事です。企画立案にはじまり、記事を書いてくれるライターを探したり、誌面に掲載する写真を撮るための撮影の手配をしたり、上がってきた原稿のチェック、誌面のレイアウト作成などが主な業務内容です。
 
編集部に入る前は、原稿も編集者が執筆するのかと思っていたのですが、基本的に自分で書くことは稀です。インタビュー取材や文章を専門家であるライターに依頼し、彼らから上がった原稿をチェックしています。そのほか、誌面のレイアウトを美しく整えてくれるデザイナー、カメラマン、イラストレーターなど、各分野のプロフェッショナルたちと協力して、1冊の雑誌を完成させていきます。
 
私が感じる、この仕事のやりがいは「こんな記事があったらいいな」というアイディアを実現できることです。もちろん、世の中が求めていることを発信しようと情報収集をしていますが、その中から“多くの人に知ってもらいたいこと”や”自分が楽しいと思ったもの”をどんなふうに伝えようかと考えるのです。そして、完成した雑誌に中でも自分が携わった記事を書店でめくるときに達成感を得ます!
 
どんなテーマで書いてもらおう、どんな周辺機器を紹介してもらおう…と記事をつくるのは毎回ゼロからのスタートです。なので、周辺機器の新製品発表会へ行ったり、業界の識者に話を聞きに行ったりしてアイデアを練るのですが、とても刺激があります(新幹線の中で発表会があることもあるんですよ!)。
 
そのほか、雑誌の作成以外にも、YouTube上でライブ配信を行い業界の注目ニュースを解説したり、読者の方を呼んでイベントをしたりと、編集者の仕事内容は多岐にわたります。楽しいことが好きな方、何か作ってみたい方にはピッタリな仕事だと思うので、少しでも興味のある方はぜひ将来の選択肢のひとつとして考えてみてくれたらうれしいです。
 
それでは、楽しい学生生活をお過ごしください!
(地球市民学科 2021年3月卒業 S.N.)


 

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