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エッセイ

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なんとなくわかってきたこと。

なんとなくわかってきたこと。

好きな食べ物の話題になったときに、すぐに出てくるのは海苔か納豆だ。すぐには出てこないけれど、ハッと思い出してやっぱりこれが好きだと思うものは餃子。

餃子は日本人の多くが好きだと思う。餃子がきらいという人に出会ったことは、まだない。そんな餃子好きの日本人の中でも、自分は結構好きなほうなんじゃないかしら、と思ったりもする。ゆっても食べる頻度は、週1〜2くらいなんだけどね。

餃子の話がしたいから、こ

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「やりたいことに理由なんてなくない?」

「やりたいことに理由なんてなくない?」

役者を目指している友人がいます。彼の出身は北九州で、方言の癖が強い。酒と女とギャンブルが好きで普段はおちゃらけているけれど、仕事には誠実で男気がある。要約すると、すげーいいやつです。

彼は役者を目指して22歳の時に上京してきたそう。私が彼と出会ったのは3年くらい前で、彼はもう30歳を超えています。

役者の仕事だけでは食べていけないからと、彼はアルバイトをいくつも掛け持ちしています。しかし、コロ

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時間を無駄にしてるなんて誰が言えるんだ

時間を無駄にしてるなんて誰が言えるんだ

昨日の夜は楽しかった。

好きな人と久しぶりに会って、飲みながらいろんな話をした。あ、ここでいう好きな人ってのは恋愛感情ではなくて人間としてっていう意味です。

異性と二人で飲むと勘違いされたり、間違いが起きたりすることもあるけど、彼に関しては一切ない。
彼は私にとってお兄ちゃんのようであり、人生の先輩であり、大切な元部下だ。
名前をつけようとするとその関係は難しいけれど、友達ってことになるんだろ

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東京でしかできないことってなんだろう

上京組の私は、「東京」という街がすごくすごく好きです。

東京タワー。スクランブル交差点。竹下通り。歌舞伎町。スカイツリー。

東京にはいろんな顔があっておもしろい。原宿から渋谷までの道と、渋谷から恵比寿までの道はぜんぜん違う。
東京の路線図を眺めていると、どこへでもいけそうでワクワクしてくる。

ここでしかできないことをしたい。

東京でなら、地元で見られなかった景色が見られるはず。

そんな夢

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人生でいちばん恥ずかしくて痛かった話

幼い頃は病弱だった私も、二十数年生きてきて、近年は風邪ひとつひかない丈夫な体を作り上げることができました。「健康だけが取り柄です!」と豪語すると、「なんとやらは風邪をひかないっていうもんね」と笑われるほど心身共に元気です。

熱を出したり、体調不良で会社を休んだり、ということは滅多にないのですが、数年前に「ついにこれはヤバいぞ……」ということがありました。



その日はお休みで、美容室に行った

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26歳になっても、わたしはずっとわたし

一つ年下の仲良くしている男の後輩が、突然聞いてきました。

「お前って来年26歳だっけ?」
「そうだよ」
「26歳の女っていいよな。一番いい」

え、26歳の女っていいもんなの?もっと若いほうがよくない?



それでは、2020年の推しnoteということで、ご紹介させてください。

興奮して思わずコメントさせて頂いたくらいに、この曲との出会いが衝撃的でした。Juice=Juiceの『25歳永遠

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新しい街で、新しい私と出会う

新しい街で、新しい私と出会う

先日、引っ越しをしました。

冷蔵庫も洗濯機もテレビも机も届いていない、散らかったワンルームからお送りしております。ベッドはあるけど掛け布団がないよ……!

引っ越しはレンタカーを借りて、友人に手伝ってもらいました。ありがとう。
お礼に焼き肉をご馳走したんですが、そのときに自分で焼いたお肉が半生だったみたいで数日間お腹を壊しておりまして、最近復活しました。友人は無事で幸い。みんなもお肉おいしいから

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思い描いた25歳とは違うけど、戦う私たちに幸あれ

思い描いた25歳とは違うけど、戦う私たちに幸あれ

西野カナさんの曲「25」の好きな歌詞。等身大の女の子の気持ちを歌ってくれるので、西野カナさんは好き。

気がつけば、私もこの歌詞の女の子と同じ年になっていました。25歳ってそもそも、女の子って言っていいのかな。

憧れていた25歳は、ハイヒールで颯爽と東京を歩く大人の女性だったけど、当然ほど遠い。

みんな多かれ少なかれそんなもんじゃないかと思うんですよ。

自分が小さいときに思い描いていた大人に

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「つまらなかった」といえる勇気、ありますか?

「つまらなかった」といえる勇気、ありますか?

恋人に勧められて、『Angel Beats!』というアニメを観ました。
彼曰く、「とにかく泣けるから!」と。

前情報なしに、ぽちっと再生してみました。

一日でまるっと全話を観たんですが、何度も寝そうになってしまいました。

私の理解力が足りないのか、はたまたギャグセンスが合わないのか、とにかくストーリーに一切没入できず。
しかし、このアニメを紹介してくれた彼に言わせれば、これを観て泣けないほう

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コロナは牙を剥き 私は怒る

コロナは牙を剥き 私は怒る

いつからだったか、職場のUSENから毎日『紅蓮華』が流れるようになったのは。

流行りに疎い私でも、毎日聴いていると頭に残るようになってくる。
イントロが流れるたびに「あーまたこれね」と思いながら、LiSAの強い力強い歌声と、運命に立ち向かって戦っていくような歌詞が耳に残って、単純にカッコいい歌だなと思っていた。

この曲が流れると、同僚が「『鬼滅の刃』観た?」というような話をはじめるので、なるほ

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