体の異常で時間管理の重要性を思い知る

睡眠時間を削って仕事をした結果耳が聴こえなくなった時、医師歴20年以上の主治医と勤続30年以上の夫に「時間管理ができてこそ良い仕事ができる。寝る時間を確保できないほどアップアップしているなら、その仕事をやめたほうがいい」と言われた。

かなり厳しい言葉だ。でもあまりにも正論なので、返す言葉もない。それに、ベテランワーカーの彼らが仕事の面でかなり優秀であることは私にもわかるので、その言葉は素直に受け止めなければならないと痛感した。

若いころは無理が利くので、多少睡眠時間を削っても回復は早い。しかし、私の年になればそうはいかない。睡眠不足はダイレクトに体へのダメージとなり、病気という形で体が悲鳴を上げてしまう。その結果仕事にも大きなダメージが及ぶのだ。

だからこそ、無理にでも睡眠時間を確保し、常にパフォーマンスを良好を保つことが、仕事をする上の大前提だということは言うまでもない。

とはいえ、私は昔から規則正しい生活が何よりも苦手だ。また、ホルモンバランスの関係で、横になっても中々眠れない日々が続いているため、つい仕事をやろうなんて考えてしまっていた。

それを振り返るにつれ、今回の異常は起こるべくして起こったのであり、主治医や夫が仕事をする者の立場として厳しい言葉を私に投げかけたのにも納得がいくのだ。

フリーライターには始業時間も終業時間もない。その気になれば、際限なく仕事ができてしまう。それが一番恐ろしい。できればそんなことで死にたくはない。

だから、自らの命を守るためにも苦手な時間管理にしっかりと取り組み、睡眠時間を確保できる程度の仕事量にとどめたいと思っている。

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